今日の心がけ~職員のスピーチ~

殻を脱ごう

 やる気をなくしたE君に、上司が、一冊の本をプレゼントしました。
その本は、“祈りの詩人”といわれた坂村真民の『詩国第二集』
でした。
付箋のあるページを開くと、そこには「殻」という詩が載って
いました。

 殻を脱ぐ それは、かにもやる とんぼやせみもやる
 人間も、これらをやらねばならぬ
 木は年輪を持つ 竹は節を持つ 人間も、これを持たねばならぬ
 うどの大木では かにやとんぼや木や竹に笑われる
 生まれたままでは 万物の霊長とはい言われぬ 殻を脱ごう年輪や
 節を持とう
 新しい自分を作るため 新しい世界を開くため
 
E君は、この詩を読んで、衝撃を受けたのです。
どうでもいいことに拘って、新しい一歩を踏み出す
勇気に欠けていた自分に気づかされたのです。

 人はともすれば保身の殻を破り、現状に留まろうとします。
前に進めば痛みを伴うかもしれませんが、潜在していた能力が
開花すると信じて進みたいものです。

今日の心がけ◆自分の殻を破りましょう 
         (『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より) 
 
 私は
・失敗しそうだから挑戦しない
・つまらなそうだから行かない
・恥をかきそうだから言わない
・危なそうだからやらない
といったように「~だから~しない」ということが多く
あります。安全なことばかりを求めています。

 しかし、自分を変えたいとも思います。

自分を変えるには、自分を知ることが必要だと思います。
自分の短所を理解し、その短所を直す努力をしていくことが大切で、
長所はもっともっと周りにアピールをして伸ばしていけばいいと
思いますが、なかなか思い通りにはいかないです。

 タイトルにあります、殻を脱ぐ=プライドを捨てることとも
考えられるのではないかと思います。

 保育園で勤務していた時の話ですが、発表会の衣装は
担任がクラス全員分の物を作製しました。

年長クラスの担任だったこともあり、
今までより良い物を作りたいと思って、残業して作っていました。
 他の先生方から、「手伝うよ~」と声を掛けてもらったり、
主任から
「こうすると、いいんじゃない。一緒にミシンで縫うよ」と
言ってもらいましたが、
どうしても一人で完成させたいという思いが強く、
「大丈夫です」と断りました。

 この時、自分のプライドが邪魔になりました。
誰かに助けを求めたい時、一人ではどうしようも出来ない時に、
自分のプライドが邪魔をします。

 本当は、他の先生に手伝ってもらえばもっと楽になりますし、
時間も短縮できるとは分かっていても、断ってしまいました。
 もっと素直に人のアドバイスを受け入れたら良かったと後悔しました。

その時は、見えない殻が自分の周りに張り巡らされて、
その中に閉じ込められていたんだと思います。
 自分で自分を閉じ込めてしまう、見えない殻=プライドを捨てて、
先生方に手伝ってもらえば良かったです。

 殻の中にいる学生が多くいるように感じます。
自分を出せない学生、いいものを持っているのに、
表現できない、アピールできない学生がいます。

悪い所に目が行ってしまいますが、
今日、小学校との交流がありますので、
学生のよい所を見つけたいと思いました。

 そして、自分を出せるようにお手伝いしていきたいと思いました。
 私自身も、失敗を恐れず、新たなことに挑戦していけたらと思います。

実習指導係 林