今日の心がけ~職員のスピーチ~

成就の後

「事、未だ成らず、小心翼々。事、まさに成らんとす、大胆不敵。事、既に成る、油断大敵」。
これは、幕末に活躍した、勝海舟の遺した言葉です。

言葉の意味は「事を始めるにあたっては、研究・調査・計画のもとに十二分な準備をすること。
実行段階に至っては、いっさいの不安を捨てて行なうこと。
そして、成就の後は油断せず、緊張感を持続すること」というものです。

この中で、実行することが最も難しいのは、最後の「油断大敵」という部分ではないでしょうか。

私たちは時として、うまくいった後に気を抜いたり、後始末を怠って、失敗を招いてしまうことがあります。
「勝って兜の緒を締めよ」など、成功した際の油断を戒める教訓は数多くあります。
新規契約が取れたら、アフターサービスの充実に気持ちを切り替える、仕事が一段落しても、その後の点検作業を怠らないなど、成就した後も気を引き締めて、プロフェッショナルを目指しましょう。

今日の心がけ◆油断大敵と心しましよう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

成就という言葉は、元は仏教用語です。
徳や知恵をまとって備えを完成させることの意味があるそうです。
大願成就などの四字熟語では使われますが、目標を成就するとはあまり聞きません。
分かりやすく言うと「達成」なのかと思います。

仕事は、目標に向かって達成し、成果を挙げることにつきます。
最初の準備は、分析などの細かい作業がありますが、期待を少しずつ積み重ねる楽しみがあります。
次の実行は、ダイナミックに勢いを感じることができます。
その後の、到達までは心地良いものですが、その状態を維持し、手綱を締めることは、一番難しいでしょう。

本学では、定員を超える多くの学生を預かっています。

現在、コロナ感染予防のため、変則的な動きをとらなければならない状態のなかで、
この学生たちが、入学前にイメージした充実した学生生活を実現できるようサポートしていかなければならないと思います。

そして、学びのゴールである進路も同様です。

どのような状況であっても、気持ちを引き締めて臨みたいと思います。

事務局係長 中村 周