今日の心がけ~職員のスピーチ~
仕事という作品
英語の「work」という単語は「仕事・作業」と訳されますが、その他に「作品」という意味もあります。
私たちの日々の仕事は、自分自身が作り出し、自分しか作れない作品だと受け止めることができるのではないでしょうか。
製造工場に勤めるAさんは、毎日の通勤でバスを利用しています。
決まった時間のバスに乗りますが、運転手は日によって異なります。
バス停に着くたび、運転手は「足元にお気をつけください」などと、お客様にやさしく声をかけます。
<バスのお陰で、毎日の通勤の移動が楽にできる>と感謝しているAさんは、下車するたびに、「ありがとうございます」と必ず言うようにしています。
運転手は、「ありがとうございました。行ってらっしゃい」と返事してくれます。
こうした運転手の姿勢こそ、プロの仕事と言えるでしょう。
Aさんは、「仕事は自分の作品である」という自覚を持って、お客様に喜ばれるものを作り上げていこうと感じています。
今日の心がけ◆作品を作るつもりで仕事をしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
以前バスを利用した時に、駅につく直前に電車の運行状況まで教えてくれた運転手さんがいて、珍しかったこととありがたいなと感じたので、とても記憶に残っています。
本学の運転手さんも、普段乗る学生を覚えていたり、学生によく話しかけてくれたりしています。
同じ仕事でも行う人によって違う部分はあり、受ける印象が変わるため、その人の「作品」と言えるような気がします。
私たちの仕事でも、学生をはじめ、いろいろな人を相手にします。
様々な計画や書類作成・データの管理、作業と言えるような仕事をきちんと行うことも大切です。
また、お客様へのおもてなし、関わる関係者への思いやりなども十分に考えられることが必要だと感じました。
そして、関わる人に喜ばれるような仕事になるよう努めていきたいと思いました。
教務係 相馬
そうですね。
“Work”は人の活動の結果に生まれた作品ですよね。
人の一生も時間の流れとともに創り出される作品ですね。
その作品がどのようなものであるかはそれに対する心の持ちようでしょうね。
「おはよう」一言でも、相手を見ないで、小さな声でとなると、せっかくの挨拶が挨拶の意味を持たなくなります。
大きな明るい声で、笑顔で相手を見ながらの「おはよう」は相手も自分も良い気持ちにさせてくれますからね。
「同じやるなら楽しみましょう」といつも学生には話しています。
今という時間はその瞬間に消え去ります。
その今を大切に良き思い出とするためにも自分も相手もハッピーな時間を共有できれば、これに越したことはありません。
「青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言う」とサムエル・ウルマンの「青春」の一節が浮かびます。
時間はすべてのものに平等に与えられています。
この平等に与えられた時間ををどのような心の持ち方、あり様で過ごすかが大切ですね。
本学では教職員のみなさんが「学生にとって良い環境」となるよう心掛けています。
このことがひいては学生の考え方や行動に良い影響を与えていますね。
このままひとり一人の行動が作品だとの考えで行動し、一度きりの人生を有意義なものとしてほしいですね。
藤田