今日の心がけ~職員のスピーチ~

冷暖自知

2025.02.06

 仏教の禅宗の言葉に、「冷暖自知」というものがあります。
 目の前の水が冷たいか温かいかは、飲めばおのずとわかります。そこから、
悟りとは人から教えられて理解できるものではなく、本人が自分で悟らなけれ
ばならないという意味の教えとなりました。
 何事も、実際にやってみて初めてわかることは多いものです。
 テレビやインターネットで見る情報と、現地に行って自分自身が体験して得
る情報では、その質に大きな違いがあります。
 仕事においても同様です。人から教えられるだけではなく、実際に挑戦し、
試行錯誤することで、より深く理解できます。たとえばリーダーを目指すので
あれば、現場を体験し経験を積むことで、的確に判断し、現場に指示を出すこ
とができるようになるでしょう。
 多くの企業では、入社するとまず工場や店舗などの現場から経験を積む方法
をとっています。営業や管理業務への配属であっても、現場を知ることで初め
て自分たちの業務を理解することができるからです。部下や後輩を指導する
際、まず体験から学んでもらうことが大切です。
 
今日の言葉 ◆体験が理解につまがります
  (『月間朝礼』より)

 

 「案ずるより産むがやすし」という諺があります。自分自身の過去を振り返って
みると引っ込み思案であり、何事も色々と考えてしまう性格であり行動に移すまで
には時間を要するところがありました。「石橋をたたいて渡る」ときもあれば、
叩いて叩いた挙句に渡らない選択をしたこともあります。
 社会人となり、様々な経験を積んで行く中で、何事も経験してみなくては分からない
やってみたいと思った事は、極力挑戦してゆこうと考えるようになりました。
新しい事に挑戦する時には、心配や不安が大きくのしかかってきます。
勇気を振り絞り一歩を踏み出すことで、自身の糧になることが増えてきます。
ベストを尽くして挑戦したけれど、違うと思った時には勇気を出して引き返せばよいと
思います。たとえ、失敗したなと後悔に思うことがあっても、それが無駄になることは
無いと思っています。
私自身、携わってきた種類とは繋がりがなさそうな仕事をする中で、あの時の経験が
活かすことができてると感じることが多々あります。
 現在、私は埼玉純真短期大学にて実習指導係として在学生の実習に関する業務に従事し
ています。保育者養成校であり、学生は「幼稚園」・「保育園」・「施設」と現場実習へ
向かいます。机上の学びとは違い実際に現場へ学びに行くことは、何事も初めてだらけで
緊張と不安があると思います。実習中の学生が、悩み、慣れない環境で自分自身と闘いな
がら一回り二回りも成長し自信をつけて戻って来る姿を目の当たりにすると、感動を覚え
ます。実習の1つ1つを体験する度に力をつけ、卒業を迎え社会へ出て行き、それぞれの
舞台でまた新たな経験を積んでプロフェッショナルとなり、今度は、教える立場となって
いくのでしょう。私は実習へ赴く学生が安心して実習先で経験を積んで戻って来られる
ように、誠心誠意縁の下の力持ちとして、応援して行きたいと思います。

 

実習指導係 臼倉
  
  

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