今日の心がけ~職員のスピーチ~

レジリエンスを高める

2024.12.12

レジリエンスとは、心理学において「ストレスを跳ね返す力」「困難をしなやかに乗り越えるカ」を指す言葉です。
 強固で動じないというより、弾力がありしなやかという意味合いがあります。ゴムのボールがへこんでも、すぐに元の形に戻るのと同じように、一度落ち込んでもすぐに立ち直ることができるカです。
 レジリエンスを高めるのは、次のような要素だとされています。
 「自分を客観的に見る力」「感情のコントロール」「物事を柔軟に捉える姿勢」「前向きに考えるカ」「自分にはできると信じる心」「他者とのつながり」
 これらの要素を身に付けることで、レジリエンスが高まります。とはいえ、生まれつきの性格にもよるため、すぐには変えることができないものもあります。その場合は、毎日少しずつ身に付けていく必要があります。
 たとえば毎朝、「今日も私はツイている!」と声に出してみる方法があります。幸運が自分に来ると信じることは、レジリエンスに必要な要素を高めます。
 また、笑顔を心掛けることも良い影響があるでしょう。困難を乗り越えるカを高めるため、習慣にしてはいかがでしょうか。

今日の言葉◆しなやかな心が立ち直りのカギに
「月刊朝礼」(株式会社コミニケ出版より)

 普段、私たちは多かれ少なかれ何かしらのストレスを感じているはずです。さらりとかわせるものもあれば、重くのしかかって堪えてしまうものもあります。
 一昔前、精神論がはびこっていた社会では、ストレスを感じる前に根性で跳ね飛ばすような強固な力が作用していたのかもしれませんが、今はそうはいきません。
 私自身、イライラな感情をコントロールできずに、癇癪を起していたこともありました。その時は、自分を客観的に見たり柔軟に捉える余裕がなく、プラス思考に切り替えようにも自信の無さが影響していたように思えます。そんな時、他者とのつながりを意識することで、大変助けられました。
 仕事が上手くいかない、勉強に思うように取り組めない、人間関係がぎくしゃくする、誰もが感じることかと思いますが、思いつめると人によっては潰れてしまうでしょう。これが若い世代、学生であれば、なお更感じているかもしれません。
 以前、長野県の知事であった作家の田中康夫氏が「しなやかな改革」という言葉を使っていて、その時は何のことかと思いましたが、これからは、しなやかに構えて、しなやかに支えることを心掛けていきたいと感じました。

教務係・中村 周

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