今日の心がけ~職員のスピーチ~

ピンチをチャンスに

職員の朝礼スピーチを始めて10年以上経ちますが、これまで題材としていた「職場の教養」や「月刊朝礼」などは、必ずしも学校関係の内容ではありませんでした。そこで何か新しい話題にできるポイントがないかと探し、事務局で定期購読している業界新聞の「全私学新聞」や「教育学術新聞」に軽くではありますが目を通してみました。そこで目に留まったのが、“新学部設置”という文字です。

私が中学・高校生の頃、40年ほど前ですが、大学や学部の名称で“国際”という言葉を耳にしました。今までの外国語学部とは違うもので流行り出しているのかなと漠然と捉えていました。その後、自分が学生になって、大学職員になって、流行りのキーワードは“福祉”“環境”“心理”“観光”と続きます。その途中、本学の学科名でもある“こども”もありました。乳幼児保育学科からこども学科へ改組した先駆けです。そういった名称ですが、18歳人口が減少し続け、大学や短期大学での定員確保が厳しい状況でありながら、更に続き、今ではデータサイエンス学部なるものが旬のようです。デジタル化社会のビジネスを先導する人材を育成するのだそうです。それでも、何か新しい学問が常に増えている訳ではないようです。一言でいうと、切り口を変えているだけなのかもしれません。

昨年、担当している高校を訪問した際、進路指導主事の先生から「東京の有明にアントレプレナーシップ学部とかウェルビーイング学部とかできて高校生が注目しているので、純真さんも横文字で何か考えたら?」とアドバイスを受けたことがありました。これも、既存の学問のアプローチの方法を変えているだけのようにも思えました。

ただ、その高校の先生が伝えたかったのは、厳しい状況で今後の展開を考えた時にアイデアは重要だということです。原理原則に捕らわれるのではなく、何事も前向きにピンチをチャンスに変えられるよう、5月の高校訪問に臨みたいと思います。本学の説明や希望する生徒の開拓に限らず、何かヒントを掴みたいなと考えています。

庶務係・教務係 中村 周

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