今日の心がけ~職員のスピーチ~

春のお彼岸

2024.03.29

お彼岸は1年に2回、春と秋にあります。
「春分の日」「秋分の日」が、お彼岸の中日にあたります。
中日を挟んだ前後約3日ずつの1週間をお彼岸といい、祖先を供養し、故人を偲んできました。

春分の日は昼夜の長さが同じで太陽が真西に進むため、仏教で西方遥か彼方にあるといわれている極楽浄土にちなんで、この日に仏事をするようになりました。
また、国民の祝日である「春分の日」は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」と示されています。

戸外に足を運び、鳥のさえずりに耳を傾けたり、春を彩る花に目を向けたりして、四季の移り変わりを楽しみましょう。

今日の心がけ◇祖先を敬い季節に感謝しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

これまで春分の日は、お墓参りをする日という認識しかありませんでしたが、今回初めてその深い意味を知りました。
生き物が亡くなると、その亡骸が長い年月をかけて土にかえり、そこからまた植物が育つという自然のサイクルは今も昔も変わりません。

たびたび学長先生がおっしゃられている『人間は自然の一部』であるということを改めて理解しました。

春といえばお花見を思い浮かべる人も多いでしょう。
日本では古くから桜の開花を特別な感情を持って楽しんできました。
雪の中から顔を出すフキノトウは早春の味覚で春の香りを感じることができます。
どちらも季節の移り変わりを知らせてくれる自然の恵みです。

春分の日は過ぎましたが、日に日に春めいてきました。
蕾を膨らませ開花を待ちわびている桜や土手を黄色く染める菜の花に目をやりながら春を感じてみようと思います。

教務係 寺田

そうですね。
春分の日とか秋分の日とか聞かされても、最近ではあまりピンときませんよね。
なんとなく、牡丹餅やおはぎを持って、墓参りに行く頃合いかなと思ったりますが。

あるいは太陽が真東から昇り、真西に沈むので、昼と夜の長さが同じ日としか意識しませんね。
しかし、この日はチチェンイッツァ遺跡やイギリスのストーン・ヘンジなどのように古代からも特別な日でもありますね。
いずれにしても、古代から人は自然への畏敬の念を持っていたことは確かです。

人は太陽はじめ自然の営みと共にしか生きることができません。
全てが自然界の中でもバランスが重要なのです。
戦争がなぜ起きているのか、なぜ環境が破壊されているのかをみれば理解できるでしょう。

すべは自然界のバランスを破壊するほどの人の爆発的増加が問題を引き起こしているのです。
過去に滅び去ったすべての文明の崩壊理由を探っていけば、はっきりと分かることです。
今、世界はその崩壊に向かって進んでいますので、ここでバランスを考えた行動でブレーキをかけなければなりません。。

こんなことを考え、春の彼岸をご先祖様へ思いを馳せ、今の自分を見つめ直す良い機会かもしれませんね。

藤田

 

 

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