今日の心がけ~職員のスピーチ~

報告とお礼

2024.01.12

 Fさんは、人が生きていく上でとても大切なことを教えてくれた父に、感謝しています。
それは、今から三十年前、Fさんが大学入試に失敗した時に、父がかけてくれた言葉です。

 入試の年の正月、Fさんは学問の神様として知られている神社へ合格祈願のお参りをし、試験に臨む決意を新たにしました。
しかしながら、結果は、受験した三校とも不合格でした。

 今後の考えがまとまらず、部屋で手持無沙汰にしていると、父が「神社にはお礼に行ったのか」と聞いてきました。
Fさんが黙っていると「たとえ不合格でも、報告をしてお礼を言いなさい」と言ったのです。

 父は、結果がどうであれ、けじめとしてきちんと後始末をすることは、人としての務めであることを示したのです。

<不合格の時もお礼を言うのか>と思っていたFさんが、父の言葉の意味を理解したのはずっと後でしたが、今では人生の道標の一つとなっています。

今日の心がけ◆後始末を心がけましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より

 子育てをしてこんなに大変なんだと実感しました。体調が悪くてもやらなければいけないことや毎日同じことを繰り返す大変さも分かりました。
同じ立場にならないと分からないことが沢山ありました。

 子どもに当たり前じゃないことを伝えたい感情に時々襲われます。
理解してもらえないのを分かっていても期待して伝えると無表情で何も返ってきません。
しかしそれがまた面白いと思います。

 次は何を伝えようか考えてみようと思いました。

事務局係長 田中 淳一

そうですね。
それは本当に大切なことです。
報告・連絡・相談が大切だとよく言われます。

物事がうまくいっている時には連絡も報告も早めに行うことができます。
気持ちも明るく前向きになっている状態なのでなおさら物事もうまく進みます。
しかし、世の中、全てが思い通りにうまく進むとは限りません。

そのような物事がうまくいかない時にこそ報告と相談が重要です。
人は誰でもうまくいっていないことを報告するのは躊躇します。
しかし、うまくいかないから、報告して相談することが必要となるのにもかかわらずです。

仕事においては失敗は個人的な物事ではなく、周囲の人々も巻き込んでいるから重大です。
うまくいかないことを決して自分だけに納めることはできません。
必ず周囲を巻き込んでしまいます。

このため「ホウ・レン・ソウ」の重要性は困難で難しい局面で力を発揮すると言えます。
このコラムにもあるとおり、失敗しても感謝の気持ちと報告・お礼ができるならば、成功は目の前です。
困難に遭遇した折に助けてくれるのが周囲の上司や同僚です。

失敗も原因を確かめて、それを活かして、周囲人々を信じて、感謝の気持ちで成功への一歩踏み出しましょう。

藤田

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