今日の心がけ~職員のスピーチ~

寒中見舞

2023.12.18

相手の健康を気遣い、松の内(元日から七日)を過ぎてから立春(二月四日)までに届ける季節の挨拶状を寒中見舞といいます。
近年では、年賀状の返信や喪中で年賀状を出せない場合に、使われることが多いようです。

もともと「見舞」とは村落において、取り込み中の状態にある人を助ける意味があります。
「田植見舞」や「普請見舞」などがあり、周囲の人が食べ物を持ち寄り、飲食を共にすることでその人を力づけたのです。
寒中見舞は簡略的ですが、相手を気遣う心は、はがきを通して伝わることでしょう。

私たちは時期により、業務に多忙を極めることもありますが、相手を気遣う心は忘れずに持ち続けたいものです。
それは、巡り巡って自分にも返ってくることでしょう。時には心を込めて寒中見舞を書いてはいかがでしょうか。

◆思いやる心を伝えましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

見舞うという言葉は、本来は、病気の方のお見舞や、被災された方を見舞うなど、実際に訪問して回るという意味だったそうです。

「見る」には「人に会う」という意味もあり、 「舞う」には「まわる」「めぐる」という意味もあるそうです。
ですが、何か事情があたり、遠く離れた所の相手だったりすることもあるので、寒中見舞いや暑中見舞い、事故見舞いなど、書面でのお見舞いが多くなったのだと思います。

実際に会って伝えるのも、書面で伝えるのも、今はメールやLINEなどを使って伝えることの方が多いのかもしれませんが、いずれにしても、相手を心配して思いを寄せていることは同じだと思います。
私はつい最近、体調を崩し、何日も休んでしまった時に、声を掛けてくれた方たちの思いやりと優しさに励まされました。
そんな方たちが居てくれることに、本当に有り難さを感じました。
健康でいる時や、自分の身に特に何も起こっていない時は、自分のことばかりで、周りに気を配るどころか、気に掛けてもらっていることにも気付かないことがあると思います。

常には無理かもしれませんが、季節の変わり目や、何か行事をきっかけでも、特に何も無くても、周りに目と心を向けて、気配り出来るような、心に余裕を持っていられる人でいられたら良いなと感じました。

庶務係 大澤


そうですね。
最近、年賀状を廃止しましたとのハガキが届くことが多くなりました。
少し残念な気がしますがこれも時代の流れなのでしょうね。

日常的な接触がない人に対しても、これまでは1年に一度の年賀状で安否を確認することができました。
宛名を書くだけで、届いた年賀状を見るだけで、1年に一度だけでもその人との思い出すことができますからね。
このような手間のかかることを排除して、効率を優先させる社会はいかがなものでしょう。

人は感情を持っていますし、生きていく上で最も大切なものだと考えています。
できれば直接訪問し、会ってお互いの安否を確かめ合うことができれば良いのですが。
それができないならば、せめて年に一度の年賀状の1枚くらいはと考えます。

それも文章までは手書きでとはいかなくても、できれば宛名くらいは手書きで・・・ワープロができる前まではアタリマエでした。
こんなことも当たり前にできる時間的、精神的な余裕を持てる社会にはもう戻らないでしょうね。
有意義な人生を送るためにも季節のたびにとは言わないまでも、年に1度や2度のこのような見舞いは残していきたいですね。

藤田

 

 

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