今日の心がけ~職員のスピーチ~

年の瀬

2023.12.18

今年も年の瀬になりました。デパートや商店街で門松や松飾りが見られるようになると、新年が近づきつつあることを感じるでしょう。
お正月飾りには、それぞれに意味や役割があります。

門松や松飾りは、年神様を家にお招きするための目印である、とされています。
しめ飾りやしめ縄は、穢れや厄を家にいれないようにするためであり、鏡餅は年神様が宿る依り代になるという意味があります。
こうした飾りについて役割をしった上で扱うか、そうでないかで、年始の過ごし方にも、少なからず違いが生じてくるのではないでしょうか。
一段と清々しい気持ちで新年を迎えられることにもつながっていきます。

では、普段、家庭や職場で使う道具についてはどうでしょうか。
物は扱い方やそれを使う人の気持ちによって、性能や使用できる期間が変わってくるものです。

新年の準備と併せて、この一年使ってきた物や道具にも感謝を込めて手入れをしたいものです。

◆物や道具に感謝しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

以前のスピーチでも読んだことがありますが、針やハサミを扱う職業の人たちが、大事に扱ったその道具には魂が宿るとして、感謝の気持ちを込めて針供養やハサミ供養を行っているそうです。
供養まではしていなくても、どんな職業の道具にも、扱っている人の思いや、染み付いた癖などがあり、他人が見ればただの物ですが、持ち主にとっては、無くては成立しない大切な仕事道具で、付き合い慣れた相棒だったりします。

ただ、それはどれも、人が作った物なので、いつかは壊れて、手放す時が必ずきます。
それを忘れずに、その日まで、1日でも長くお付き合いできるように、丁寧に扱いたいと、改めて感じました。
人や動物との縁も同じように、いつか必ずお別れがあるはずですので、その日まで大切に心を繋いで、良い関係を築けるように、丁寧なつきあい方をしていきたいと思いました。

そして、道具や他人を大切にするのと同じくらい、自分自身の体にも、生まれてから今日まで、不自由なく過ごせたことに感謝し、そしてこれからもう少し、健康で頑張って動いてほしいので、大切に、メンテナンスして労っていきたいと思いました。

庶務係 大澤

そのとおりですね。
モノはそこにあるだけでは役割を果たすことができません。
特に道後と言われるものは、人がどのように扱うかによって役割を果たすことができるのです。

ここで言われる門松も置く場所や体裁を考えないでただ置くだけでは、何の意味合いも持ちません。
正月に門に立てて置くから神様をお迎えする意味が生まれてくるのです。
今は門松と言われながら、青竹が中心に置かれて松が横に置かれているのは残念ですが。

道具は適切に使用すれば人の生活を楽にするものです。
包丁(ナイフ)など同じ切るものでも用途によって形状も異なっています。
この使い分けができる人に巡り合った道具は幸せ者ですが、反対の場合は能力を発揮できません。

同じことは人にも言えるとでしょうね。
どのような性質や特技を持っているかによっても違ってきますが、どのようなリーダーに巡り合うかによっても能力発揮が異なります。
「人とハサミは使いよう」と言われますが、それを使う人の能力が使われるどうっぐや人の能力を引き出すのです。

道具も人も持っている能力を最大限に引き出してくれる人に巡り合いたいと思っているでしょうね。
リーダーも持っている能力を最大限に引き出せるだけの能力が重要ですね。
道具でも人でも相性の良い出会いを大切にしていきたいですね。

藤田

 

 

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