今日の心がけ~職員のスピーチ~

わずかな時間でも

2023.11.20

Kさんは、仕事の取り組み方に悩んでいました。
一つの仕事が終わったらすぐに別の仕事に取り組むという連続で、いつも焦る気持ちでいっぱいでした。
それを先輩に相談すると、「心に余裕がないようだね。一日の仕事のスタイルを振り返ってみたら」とアドバイスを受けました。
そのような事で変わるのか半信半疑のKさんでしたが、早速やってみることにしたのです。

まずは、いつも出社する時間の10分前に出社してみました。
わずかな時間でしたが、机の整理や、今日やるべき仕事の段取りができました。
毎朝続けていると、次第に仕事に取り組むスピードが変わり始めました。
休むべき時は休み、一つの仕事にけじめがつけられるようになり、次の仕事に余裕を持って取りかかれるようになったのです。
わずかな時間でも、使い方は工夫次第です。
1日のスタートをうまく切ることが出来れば、時間のゆとりだけでなく、心にもゆとりが生まれます。
朝のスタートから、一日の過ごし方を見直してみませんか。

今日の心がけ◇限られた時間を有効に活用しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

学校は1年を通して決まった時期に同じ業務が行われています。
教務では後期オリエンテーションの準備が始まる8月末頃から新年度がひと段落する4月末までが、特に複数の業務が同時進行で行われることが多くなっています。
最初の数年は、立て続けに舞い込んでくる仕事を片付けることに精一杯で、全く余裕がありませんでした。
残務処理まで追いつかず、細かな仕事を後回しにしてきた時期もありました。

しかし、そのような仕事との向き合い方をした結果、大きな問題へと膨れ上がり、解決には、より多くの時間と労力が必要になったという苦い経験があります。

逆にKさんのように時間の使い方を少し工夫するだけで大きな効果が期待でき、効率よく仕事を進めることが出来るでしょう。
また慣れから生じるミスもあるとよく聞きます。

入職してからずっと教務係を担当していますが、慣れた仕事ほど時間と心に余裕を持って慎重に取り組む必要があると感じました。

教務係 寺田

そうですね。
業務をスムーズにこなすには段取りが、どの程度できているかが重要ですね。
限られた時間内にいろいろな業務をこなしていく場合には特に重要です。

山積みの業務に「プライオリティ(優先順位)」をつけることです。
この業務を効率よく処理するために「ToDoリスト」を作成している人もいます。
これにその処理に要する時間を判断して優先順位をつけていきます。

時間の大切さを日本帝国海軍では、開始予定時刻に物事が始められるようにと「5分前の精神」が言われています。
この精神は、常に一歩先を考えて余裕を持って行動することを意味しています。
「出船の精神」に共通したことろがありますね。

人が時間に余裕を持って取り組む場合には、そのことを重要なことと捉えている場合です。
就職などの面接試験に臨む場合にはギリギリの到着予定時刻の設定はしないでしょう。
会議に参加するときも同じで、時間前に余裕を持って到着する人とギリギリで到着する人でもその会議への意識度合いを判断できます。

時間はすべての人に平等に与えられている貴重なものです。
この貴重な時間をどのように利用するかは人生までも大きく左右すると言えるでしょう。
人生100年時計を作成すると退職後の生き方を決定づけるのが、就業時の時間の使い方にあると分るかもしれませんね。

藤田

 

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