今日の心がけ~職員のスピーチ~

慌てる前に

2023.11.17

 Fさんは、仕事でもプライベートでも車を使用する際は、常に時間に余裕を持って出発するようにしています。
それには理由がありました。

 ある年の冬のこと、取引先へ向かう際に、雪がちらついてきました。
スケジュールがギリギリで、少し急いでいたFさんは、<この雪は一時的なものだろう>と気楽に考えて、目的地へと向かったのです。
 ところが予想外に雪は強まり、歩道には雪が積もり始めました。
周囲の車は滑らないように徐行しているため、約束の時間には間に合わない状況でした。

 先方に事情は伝えたものの、焦っている上に、雪の影響で後輪が何度も滑り、危険な思いをしました。
何とか目的地に到着し、打ち合わせをすることはできましたが、心が落ち着かず、仕事も思うように進まなかったのでした。

 この時期は、いつどのような天候になってもおかしくありません。
冬の天候に備えて、車のタイヤを替えるなど対応策は必要です。
 
万が一に備え、心と予定に余裕を持ちましょう。

今日の心がけ◆できる限りの備えをしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、備えは大事です。
今回の内容は雪の場合でしたが、災害は、大雨、台風、地震、津波など様々あり、予期できない想像以上の被害をもたらします。
 それでも、日頃から「災害に遭ったら?」と想像し、準備や対策などの備えを行うことが非常に大切です。

 災害が起きたときにできることは限られています。
いざという時に、できるだけスムーズに行動できるよう、自分の住んでいる場所で、どんな危険があるか考えることが大切です。
そして、非常時に必要なものは日頃から備蓄しておいたり、家の中、部屋の中の危険を減らしておいたり、日頃から防災情報を収集し、状況を把握するなど、普段から備えておきたいです。

 仕事においても、「準備ですべてが決まる」と言われるように、準備はとても大切です。
もし準備不足のまま仕事に取りかかった場合、予期していなかったことが起こり、思っていたよりも時間がかかってしまった。
用意していた部数では足りなかったなど…
すべて準備不足によって起こってしまうトラブルです。
きちんとした準備ができていれば避けられます。

 準備が不十分ですと心に余裕がありません。
そのため、必死で目の前の作業をこなしていくことになります。
考える余裕がないので、タイムリミットが迫っているのにも関わらず本来必要のない作業をしてしまったり、間違えたまま作業を続けてしまったりということもあるでしょう。

 こういったことを避けるためにも準備は絶対に欠かせません。
仕事は何より準備が大切であることを念頭に置き、できる限りの備えをしたいです。

実習指導係 林

そうですね。
「ダンドリ8分、仕事2分」や「備えあれば憂いなし」「転ばぬ先の杖」などよく耳にしますね。
準備がどの程度できているかが、物事の対応結果を左右すると言えます。

本学でも「ToDo List」などを作成して業務の段取りを毎日キチンとしている職員がいます。
日常業務の流れのイメージができていれば、突発的なことも予測の中に組み込むことが可能です。
その予想や予測をする際には根拠となる客観的な資料や情報などが重要です。

このFさんのように「この雪は一時的なものだろう」と経験的な感覚から予測することもできるでしょう。
しかし、このような場合には天気予報などで客観的な根拠を基に予測すれば良かったと思います。
このような突然と思われる現象にも予兆は必ずあるモノです。

業務の多くは、特に学校などの場合は、年単位、月単位、週単位、日単位で回っています。
4月の入学式から夏休み、冬休み、3月の卒業式と、毎年、同じ時期に巡ってきます。
その行事の内容も気象条件でさえも、これまでの数年間の履歴から推測可能と言えます。

それはすべて取り組むことにどれだけの意識を働かせているかが重要です。
絶対に失敗したくない入学試験や就職試験などには、我々は念を入れて準備もします。
人が準備にどれだけの時間をかけるかどうかは、その物事に対する意識の強さだと考えられます。

慌てる前に十分な準備ができている状態で業務に取り組みたいですね。
「慌てる」は「心が荒れている」状態ですから、何事もうまく進むわけがありませんね。
「スマートで 目先が利いて 几帳面 負けじ魂 これぞ船乗り」(日本海軍標語)のようになりたいですね。

藤田

 

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