今日の心がけ~職員のスピーチ~

漢字

2023.11.28

12月12日は「漢字の日」です。
公益財団法人日本漢字能力検定協会が平成7年に制定しました。

「漢字の日」には、毎年その年の世相を象徴する漢字一文字が発表されます。
昨年は、「災」の字が選ばれました。
「災」の字は、「川」と「火」が組み合わさった形です。
「川」は蛇行しながら流れる川の姿、「火」は燃える炎の姿を表しています。

災禍の「禍」も「わざわい」と読み、「禍福は糾える縄の如し(災いと幸せは縒り合わせた縄のように交互にやってくる)」ということわざがあるように幸福の「福」の対義語です。
「禍」と「福」に共通する示編は、神をまつる祭壇の形、「咼」は紙のたたりを受けて落ちる穴、「畐」は供え物が満ちている形です。

漢字には、一文字一文字に成り立ちと込められた意味があります。
今年選ばれた漢字から、改めて古人の築いた漢字文化の歴史を学びたいものです。

今日の心がけ◆漢字の世界に親しみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

文中に、「昨年災が選ばれた」とありましたがこれは2018年のことです。
2018年は、北海道・大阪・島根での地震に加え、西日本豪雨、大型台風到来など大規模な自然災害が多く、「災」という文字が多く応募されたそうです。

翌年2019年は令和の「令」、2020年は世界中でコロナウィルス感染症が流行し「密」、2021年は東京オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍などから「金」、そして昨年2022年は戦争の「戦」でした。
このように、漢字一文字に意味があることはとても興味深いことです。

日本語の漢字は、常用漢字と人名用漢字をあわせると約約3000文字ですが、漢和辞典に収録されている漢字数は1万字前後だそうです。
知らない漢字がまだまだたくさんあるかと思うと、調べてみたくなります。
これからは、漢字の日には1年を振り返り、自分の「今年の漢字」を選んでみようと思います。

入試広報 西山

そうですね。
漢字はほんとうに素晴らしいものですね。
調べれば調べるほど惹きこまれますね。

たった一文字にいろいろな意味が含まれるなど、アルファベットにあるのでしょうか?
中国4000年の歴史と言われますが、漢字も3000年以上の歴史を持つのですね。
日本では1500~1600年位だと言われています。

漢字は「感じ」というのは冗談ですが、ほんとうに見たまま、感じたままを表しているものが多いですね。
日本で創られた漢字(国字)も「峠」「畑」などの他に寿司屋の湯飲みに「鰯」など魚の名前を見かけます。
国字の場合は「なるほど」と感じて、自分でも創れそうな、創ってみたい気持になりますから不思議ですね。

その万を数える漢字から「ひらがな」や「カタカナ」を創った古人はどのような人でしょうね。
日本の教育や文化が進展したのもこのようないろいろな字があったからだとも言われます。
文章も漢字の部分、カタカナの部分を見れば、だいたいの意味が読み取れますから不思議です。

昨今はあまりにも便利になり過ぎて、漢字が頭から消え去っていくように感じませんか。
スマホに頼っている人は読みは同じでも意味の異なる字を使用します。
読めても書けなくなってしまった人はどれくらいいるでしょうね。

今一度、漢字を創った古代中国の人々、国字を創った古代日本人に敬意を払いながら、漢字に親しみたいですね。
本学の学生もみんな一所懸命に漢字を覚えようと努力しています。
こんなことから漢字に興味を持って楽しんでくれると良いですね。

藤田

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