今日の心がけ~職員のスピーチ~

お父さんの仕事

2023.12.11

ある日の夕食でのことです。
Aさんは小学生の子どもから「お父さんはどんな仕事をしているの?」と質問されました。

職場では人事労務管理を担当しているAさんですが、子どもに説明するには、少し難しい気がしました。
そこで、次のように答えたのです。
「お父さんが働いている会社には、百人位の人が働いているんだよ。その人たちが安心して働けるように、いろいろとサポートする仕事をしているんだ」
その後は、「それで?」と子どもからさらに質問が続きました。

答えているうちにAさんは、大きな視点から見た自分の仕事の意義を再確認したのでした。
「どんな仕事をしているのですか」と問われると、説明しやすいものもあれば、そうでないものもあります。

しかし、すべての業務が会社の運営には欠かせません。
さらに私たちの働きは、社会に貢献する一助となっているのです。
時には職場の外から、または子どもの目線でも、わかりやすいように自分の仕事を見つめ、担当業務を理解し、その意義を振り返りたいものです。

今日の心がけ◆自分の仕事の本質を再確認しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

数年前ですが、娘たちから職業インタビューを受けたことがあります。

その時も、今と同じ入試広報の仕事をしていたのですが、娘たちにわかりやすく伝えるために仕事を振り返り、言葉を選びながら説明をしました。
この時に初めて、入試広報という自分の仕事を俯瞰的に見たような気がします。

私の仕事はデスクワークに加え、出張、イベント運営など様々です。
また、人に会うことも多く、日々刺激を受けながら働いています。
そんな自分の仕事がとても好きなので、胸を張って仕事が好きだと娘たちに説明できることに、感謝の気持ちが湧きました。
立ち止まって自分の仕事について考えることは、普段はなかなかありませんが、煮詰まったときや疲れたときは、このように見つめなおすことも大切だなと感じました。

入試広報係 西山


そうですね。
「お仕事はなんですか」と問われて、「課長をやってます」のように答える日本人が多いと聞いたことがあります。
改めて「どんな仕事をしているの?」と自身に問いかけてみるのも良いでしょうね。

仕事は、目的があり、人がいて、モノと時間があってはじめて成り立つものです。
そのため職場においては周囲の人、社会においては、他者に役立つだろうことを大切にしなければなりません。
結局は「人のためにどれだけ役立てるか」の考えがなければ仕事としては成立しませんね。

そのために職場においては「職場環境」を整えることの重要性がいわれます。
そのなかでも「人的環境」が最重要と考えられています。
「秋深き隣は何をするひとぞ(芭蕉)」ではありませんが、職場の同僚の仕事にも興味があると良いですね。

興味や関心があると、そのものを知りたいと思うようになります。
知りたいと思うようになれば、そのことを観察する時間も興味も深まり理解が進みます。
周囲の人の仕事への理解が進めば、他人の位置を指標として自身の立ち位置がはっきりと見えてきます。

立ち位置が見えてくれば、自身の仕事の目的や役割も明瞭となります。
何のために、誰のためになど5W1Hに当てはめることもできますからね。
日々の仕事の最後の10分はこの1日の振り返りと見直し、計画に当てたいですね。

藤田

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