今日の心がけ~職員のスピーチ~

住みたい街

2023.12.11

Aさんは就職に伴い、関東地方から、関西地方の会社の寮へ引っ越しをしました。

数ヶ月が経過し、文化や言葉の違いなど、戸惑いを感じる機会が多くなった頃のことです。
心が落ち着かず、仕事に集中できなくなっていたのです。
そのような時、同じ寮で暮らす先輩から食事に誘われました。

Aさんは、この地域に馴染めないことを先輩に伝えました。
すると、先輩は「休日は寮に閉じこもっていて、ほとんど外出していないよね。次の休日にこの街のお勧めの場所を案内するよ」と誘ってくれたのです。
街を案内されると、その土地の歴史を知ることが楽しくなってきました。
街を知れば知るほどに、共通の話題が増えて、社内の友だちも増えていきました。
街に実際に出かけることで、土地の魅力のとりことなり、会社以外でも地域に友人、仲間が増えていきました。

今では、Aさんにとって第二の故郷と思えるくらいに、愛着を持てる街になったのです。

今日の心がけ◆自分が暮らす街に愛着を持ちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

埼玉で住みたい街ランキングを調べてみたところ、さいたま市、越谷レイクタウン、川越、秩父などでした。
交通の便が良く、色々なお店がすぐ近くにあり、生活に困ることがない場所であったり、観光スポットがある場所が人気なのだなと感じました。

今は職種によって、リモートワークで仕事ができる場合があります。
自然が好きな人、子育てがしやすい場所等、自分自身が何を必要としているかによって、住む場所を選んで引越しをすることも、可能になりました。
街によっては移住した場合、家賃補助を行う自治体もあり、メリットもたくさんあるようです。

また仕事上、住む場所を選択できないのであれば、過ごしやすい環境を自宅に作ることで、その場所に愛着を持てるようになると思います。
毎日をただ過ごすのではなく、自分が暮らす土地や場所に今まで以上に興味を持ち、生活をしていきたいと思いました。

学生係 田口


そうですね。
人は安定している現在地から移り離れることに不安を感じることが多々ありますね。
学校でのクラス替えや職場の配置転換などから転校や転勤・転居などを含めて、違った環境に対し恐怖を感じるのですね。

人は未知の物事に対して不安や恐怖を感じ、それに対応することで生き延びてきましたから当然のことかもしれません。
生まれ育ち、住み慣れたその場「縄張り」の中でいる限り、安定した状態を保つことができます。
そのため、侵入者に対しては激しく攻撃してでもその「縄張り」を守ろうとします。

一方で、その「縄張り」を持てない場合には、フロンティア精神を発揮して未知の場所へと異動を始めます。
この移動が成功した場合には新天地、新たな「縄張り」を持つことができます。
このように縄張りは無益な争いを避けることにもなりますが、拡大のために無益な争いをする悲劇も起こっています。

安定した縄張りで、安定した生活を送ることができれば世の中は平和な状態が続きます。
仮に他の縄張りに移り住んだとしても、人は相手のその縄張りの文化に容易に順応する能力を持っています。
それには、自らを、他者を、家庭を、郷土を愛し、自文化を愛し、他文化を理解し、互いに認め合い、尊敬し合うことが重要です。

藤田

 

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる