今日の心がけ~職員のスピーチ~

実際にやってみる

2023.11.15

父が経営する会社に途中入社したAさん。
社員の大半は父と同世代の人たちで、ゆったりとした社内に、なかなか馴染めませんでした。

ある日、職場の活性化を図るために、朝礼を導入することになりました。
父から朝礼の役割を命じられたものの、気乗りしないAさんは拒否しました。
結局社員が朝礼の進行や挨拶の実習のリーダーを務めることになったのです。

始めてから数ヶ月が経過しても、先輩社員は、つっかえながら朝礼の進行をしています。
Aさんは<自分だったらもっとスムーズに、テンポよくできるはずだ>と思いながら、受け身で朝礼に参加していました。

数日後、Aさんに「明日の進行を担当してほしい」との声がかかりました。
翌朝、自信満々で進行に臨みましたが、緊張のため酷い進行となりました。
Aさんは<見るのとやるのとでは大違いだ>と痛感したのです。

先輩社員の何に対しても誠実に取り組む姿勢に、<会社を支えてくれたかけがえのない存在>との感謝の思いが、湧き起こってきたのでした。

今日の心がけ◆慢心を捨てましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)


先日の学園祭前に、調理を練習をしたいという団体の申込が何件かありました。

大量の食数を作るのに、どの位の時間や量を要するのか、実践して確かめたいとのことでした。
鍋の大きさによっては、食品に火が通る調理時間が違ったり、1回で出来る量がわかったり等、いろいろと気付くことでき安心したそうです。

このように真摯に取り組む学生達がいたからこそ、学園祭が無事終了できたのだなと思っています。

頭の中だけで考えて取り組むのではなく、実践して現場で物事を進めることを大切さに気付けたことは、今後保育者として役に立っていくのではないかと思いました。

このような、何でも挑戦してやる気のある学生に協力できるよう、私達も慢心な部分を改めていかなければいけないなと感じました。

学生係 田口

そうですね。
他人がやっていることは楽に感じられますね。
いざ自分がやってみるとそのたいへんさを実感します。

これは経験の少ない人に多く見られることですね。
自分が経験したことであれば、そのたいへんさはすぐに理解できるのですが。
「子をもって知る親の恩」に如かいものがあるかもしれません。

子どもは自分一人で育ったように思えて、親に乱暴な口をきくことがあります。
その自分の発した同じ言葉を、今度は自分の子供から聞くことがあります。
そのようなときに初めて、親の言った言葉の意味を知ると同時にその心情も理解できます。

残念ながら人は自分とあまり変わらないレベルの他人に対してこのような感情を持ちます。
自分を少しでも優位な位置に置いておきたいためでしょうか?
「そんなの誰でもできる」と言った人はまずそのことはできないでしょう。

「それはなかなか難しいね」と言う人は自分の経験から難しさを知りできるようになった人です。
相手の力を素直に認められる人は少なくとも同程度以上の力を持つ人です。
物事や人に対して謙虚で、感謝の気持ちで接する人になるためにも、日ごろから多くのことを経験することが大切ですね。

藤田

 

 

 

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