今日の心がけ~職員のスピーチ~

意識して見る

2023.11.13

 Aさんは小学生の子供の運動会に参加しました。
プログラムを見てわが子の出番を確認し、絶好のシーンを撮ろうと場所の選定なども熱心に行ないました。

「今日のハイライト」と位置づけた五十メートル走では、早めにゴール前に席を取り、本番を待ちました。
やがて競技レースは始まり、ある組では見るからに足の遅い男子児童が懸命に走っている姿が目に留まりました。
誰よりも遅れている状況でした。

 その時、Aさんの前に立っていた父親が不満気に呟きました。
「足が遅いなー。このままだとダメじゃないか…」

 すると、横にいた母親が、
「でもあの子、笑顔で走っているわよ。素敵な笑顔ね。そんなに楽しいのかしら。夕飯の時に褒めてあげましょうよ」と言って、拍手をしながらわが子のレースを見守ったのです。

 子供の順位は客観的な事実ですが、数値化できない「笑顔」に着目したお母さんに、Aさんは感心しました。
意識して相手の「良さ」を見つけたいものです。

今日の心がけ◆良いところを見るようにしましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より

 悪い気持ちになる比較は意味がないと子どもといると、とても良く感じます。

 人の良いところを見るには自分が満たされていないとできません。
 人の悪いところが目についてイライラしてしまうのは、イライラしているから人の悪いところが目につく場合がほとんどだそうです。
イライラは、ゆとりがなく心が弱っている状態です。
その状態にならないように自分の切り替えをしようと思いました。

事務局係長 田中 淳一

そうですね。
幼稚園や小学校の運動会などではよく見かける風景ですね。
そのようにダメ出ししているお父さんの小さい頃の足の速さはどうだったのでしょうね。

物事を勝ち負けといった競争視点だけで見ると正解は頂点に立つことしかありません。
しかし、物事を異なる視点から見るとそれぞれすべてが正解となります。
全てのモノゴトは一つの視点から評価するモノではありませんから。

三角錐をどの視点から見るかによって、形状は異なります。
昔ばなしの「カチカチ山」や「さるかに合戦」「桃太郎」なども視点を変えてみるとどうでしょう。
視点は個人の経験が大きく影響しているようですから、敢えて変えてみることも必要でしょうね。。

ここに紹介されているお父さんとお母さんの会話を聞いていると、二人の子ども時代が想像できます。
それは周囲の人々からのどのような影響を受けたかです。
ひとつの物事をどの方向から捉えるかによって人生は異なってきます。

できるかぎり多方面から物事を見ることを心掛けたいですね。
人に優しくなるためにも重要なことです。

藤田

 

 

 

 

 

 

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