今日の心がけ~職員のスピーチ~

変化の中の不変

2023.11.13

 人体を構成する細胞は日々、分裂と死滅を繰り返しています。
その結果、私たちの体細胞は、数年で入れ替わるといわれています。
それにもかかわらず私たちは、自身のアイデンティティを失うことはありません。

 その理由として、顔の形や声、性格などが大きく変化しないこと、また脳や心臓など基幹部分の細胞が入れ替わらないこと、などが挙げられているそうです。
 細胞という構成要素が変化しつつも、全体として変化しない部分があるからこそ、自分という存在そのものを保てているのです。
 
同じことは、会社という組織にも当てはまるかもしれません。
担当者の顔ぶれや、業務を達成するための方法・仕組みなどは、適時変化していくものです。
 それに対して、企業の創業者の思いや理念などは、変わらない、変えてはいけないものに該当するでしょう。

 変化の激しい時代だからこそ、組織の個性を決める、次世代に引き継ぐべき不変の部分を意識することも大切なのでしょう。

今日の心がけ◆原点を見つめなおしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 社会情勢の変化に伴い、とりまく生活環境や業務内容も日々刻々と変化しています。
 変えるべきものがある一方で、変えてはいけないものもあり、それらの選別はとても難しいです。
 
実習の業務で改善や改良すべき点があれば、積極的に提案し、変化に適応できるよう様々な園の情報を得たり、保育士の友達に最新の話を聞くようにしています。

 「保育者になれるのだろうか?」「自分に合っているのだろうか?」と実習を終えた学生は悩んで戻ってきています。
そのような時には、今一度、保育者になろうと思った原点に戻ってみるようとアドバイスをします。
そうすると、子どもが好き、出身の園の先生のようになりたい、など夢を持って入学してきた話を聞くことができます。

 保育者への希望をもって入学してきた学生への気持ちを盛り立てながら、今の情勢に対応できるよう最新の情報を伝えるなどしています。
 学生には夢と希望を持って入学してきた原点を忘れないようにしてほしいと思います。

実習指導係 林

そうですね。
人体は60兆個の細胞(入れ替わるものもあれば、一緒入れ替わらない細胞もある)でできているそうです。
地球の人口の何倍でしょうか?数えりれない数です。

人体の細胞と同様に、組織を作っているのもそれぞれのひとりの人間の集合です。
それぞれが有機的に結び付いて活動している組織は強い組織といえます。
一人が力を抜いて他に負担をかけるとなると組織は連鎖的に崩壊への道をたどります。

こ昔は運動会の花形であった「組体操」や「人間の塔」を想像してみると分りやすいですね。
今風に言えば、お互いがお互いを意識し、作り上げるチアリーディングですね。
このようにして、以前から人は挑戦するためには協働することが大切だ、と身体で理解したのかもしれません。

それぞれ組織には創設・創立の理念があります。
本学では「気品・知性・奉仕」の「学園訓」が建学の精神です。
本学ではこの学園訓を基として教育・学習活動を通して人間力ある人材の育成を図っています。

特に本学の学生は人から感謝され、尊敬され、信頼される保育者になるとした明確な目標を持っています。
そのためその思考や行動の基には「学園訓」があり、これに基づいた行動で保育にあたります。
例え、時代がいかに変化しようとも、「建学の精神」である「学園訓」の意味するところが変わることはありません。

藤田

 

 

 

 

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