今日の心がけ~職員のスピーチ~

百人一首の日

2019.12.05

今日は「百人一首の日」です。782年前の5月27日、鎌倉時代の歌人・藤原定家が小倉百人一首を完成させたと言われています。
海外で競技かるたの普及をしているストーン睦美さんは、「世界に類を見ない究極の頭脳スポーツ。記憶力、集中力、瞬発力が問われる競技かるたを日本だけで楽しむのはもったいない」と語っています。
競技かるたに熱中する外国人の中には、〈和歌の意味が知りたい〉と日本語を学び、日本の歴史・文化にまで興味を持つ人がいるといいます。
他国の人に、好きな歌とその意味を紹介できるような人でありたいです。

◆今日の心がけ◆日本の文化芸術に親しみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

私の通っていた中学校では、百人一首の大会がありました。その大会に向けて、冬休みの宿題で百人一首を覚えるというのがありました。
声に出して読んだり、友達の家に集まって百人一首をしたりして、覚えようとしましたが、ことばも難しく、意味も分からないので、なかなか頭に入らず、興味も湧かないため、百人一首自体は楽しいのですが、句は全然覚えられませんでした。
ですが、百人一首の大会はチーム戦だったので、自分が1枚も取れずに負けてしまったら申し訳ないという気持ちで、絶対にこれだけは取る!という句を覚えることにしました。
友達とのそんな約束が思い出になっているせいか、その時に覚えた句は今でも忘れられません。

どんな理由でも、思いがあって行ったことは、心に残るし、身に付くものなのだと思います。

逆に、何も思わず、考えずに行ってることは、何度繰り返しても、心に残らないし、身にも付かないのだと思います。

先日、日本の伝統芸能や伝統工芸品、武道などを、日本人以外の方が興味を持ち、無くしてはいけないものとして、継承しようとしているということをテレビ番組で見ました。
言葉も文化も違い、とても難しいはずなのに、興味と思いがあるから身に付けられているのだと思います。

そして、この番組を見て、すごいなと思うのと同時に、日本の良いものを、海外の方の方が気付いていることに、少し申し訳ない気持ちにもなりました。
このお話を読んだことをきっかけに、自分の暮らしている国の良いところや、文化芸術だけではなく、身近な日常の中などにも、もう少し興味を持って、心に余裕を持てるようにしたいと思いました。

庶務係 大澤

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