今日の心がけ~職員のスピーチ~
泣きたい時は泣けばいい
2019.12.05
日々の生活で疲れた心を癒すことを目的とした「涙活」が、静かなブームとなっています。
この取組は、イベントプロデューサーの寺井広樹さんが、2013年頃から始めたものです。
涙を誘う動画や映画などの鑑賞を通して、ストレスの軽減に役立てることを目的としてスタートしました。
ある日の「涙活」イベントでは、お笑いタレントの鉄拳さんが、苦労をともにした夫婦の生涯をパラパラ漫画で描いた動画が流れ、涙を拭う人が相次ぎました。
参加者からは「泣いてすっきりできた」などの声が寄せられました。
涙を流すことで不思議と気分が晴れ晴れしたり、気力を取り戻すことができたという体験は、多くの人が持っているでしょう。
様々な情報が溢れ、変化の激しい現代社会では、気がつかないうちにストレスが溜まり、心が枯渇しているかもしれません。
感情は無理に抑えこまずに、笑いたいときは笑い、泣きたい時は泣きましょう。
今日の心がけ: 心に潤いを持ちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
人が生きていくには、勇気や努力、意志、忍耐がついてまわり、私も含め日本人の多くは「人前で泣くことは、はずかしいこと…」という考え持ち、年齢を重ねれば重ねるほど泣くことをガマンしてしまう人が多いと思います。
人が、感動した時、悲しい時、悔しい時など感情を揺さぶられる時に流す涙は、体内からストレスが排出され、気持ちが安定するそうです。
本文にある「涙活」はまさにこれを意味しています。
忙しい毎日を頑張っていく中で、時々でも自分のココロに正直になれる時間が持てたら「泣きたい時は、ひとりで…」、そして、「笑いたい時には、誰かと…」自分のココロが前を向き、余計な力も取れて気持ちが軽くなれると思います。
そして、誰かが、
「泣きたい時に、泣けるように…」、「笑いたい時に、笑えるように…」
そんな場面にそっと寄り添える人でありたいと思いました。
教務係 栗原