今日の心がけ~職員のスピーチ~

小春日和

2019.07.29

 「小春日和」とはよく聞く言葉ですが、間違って使われることの多い言葉です。
 「小さい春」と書くため、「冬が終わって、いよいよ春が訪れる前の、ポカポカとした暖かい陽気」を指すと思われがちです。
 小春は、俳句では冬の季語になります。晩秋から冬の始まりにかけて、春のように暖かく穏やかな天気が続く日があります。
その時期を小春日和といいます。 
 まるで春のような暖かな日という意味を、「小」という一文字を加えることで表しているのです。

  さをしかの しの字に寝たる 小春哉

 これは、江戸時代を代表する俳人の一人、小林一茶の句です。
 「春のように穏やかで、のんびりとした暖かな日和に、牡鹿が『し』の字の形をして寝ているなあ」という意味です。
 日本語は、「小」の一文字で季節感の違いを表せる、こまやかで表現力豊か
言葉なのです。

今日の心がけ◆言葉が生まれた背景を知りましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

何気なく使っている言葉でも、実は間違っていることがあり、人に教えてもらったり、テレビで知ったり、大人になってから気づかされることがあります。

対外的な文章などの場合は、特に気を付けて言葉を調べながら作成します。
しかし、日常で使う言葉は、意味をよく知らないまま使っていたり、「小春日和」のように本来と違う意味として広まっている言葉も多いと思います。

私はたまにテレビ番組で俳句を作っているのを見ます。
作者は言葉を調べて、選んで、十七音の中で構築して、それに対し良いところ、悪いところの指摘を受けているのを見ると良し悪しまで理解することはできませんが、とても勉強になります。

私たち教職員から学生へ、学生から子どもたちへ、言葉は影響する可能性があり、間違った言葉を使っていると、それを正しいものとして教えてしまうことになります。

普段から、意味を考えたり、学ぶ機会を設けるようにしたいと思いました。

教務係 相馬