今日の心がけ~職員のスピーチ~

怖くても辛くても

2022.11.08

寒暑風雨の厳しい環境下で、仕事に励む人は数知れません。
中でも警察官は、他の仕事と比べて、より危険な状況に置かれることが多いのではないでしょうか。

交番で勤務していた警察官があ、暴漢に襲われるという事件などからも、常に危険と隣り合わせであることが察せられます。
「警察官も人間だ。怖いものは怖い。辛い勤務なんかしたくない。しかし、それではだめだ。怖くても怖くない。辛くても辛くないとやせ我慢するところに神髄がある」。
これは、元警視総監の池田克彦氏が、警察庁の先輩である故・森田雄二氏から教わったという言葉です。

たしかに警察官も人。
辛抱を強いられることや、恐怖でたじろぎ、やせ我慢することもあるでしょう。
しかし、そのような日常が、緊急の際に、わが身に替えて人命を救助する行動を可能にしているともいえるでしょう。

警察官の仕事は多種多様で、一般の人が知らないことも多いでしょうが、いざという時に、やはり頼りになるのが「おまわりさん」かもしれません。

今日の心がけ◆警察官の仕事に敬意を払いましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

個人的な印象として、体力が必要な“武闘派”の職は、自衛隊、消防士、警察官が思い浮かびます。

消防と言えば、火事があると駆けつけてくれる印象がありますが、先日、本学で行われた防災避難訓練でも消防隊員のみなさんに助けていただきました。
これが、大規模な災害時には自衛隊が出動し、あっという間に支援態勢を整えてくれます。
それぞれが命を張った職務ですが、この中でも警察官は精神的にも過酷でしょう。

別の大学で経験したことですが、過激派まがいの人たちが学内に侵入してビラ配りをしていたのを見つけ、職員と一悶着がありました。
これが一昔前であれば、学生運動が盛んだった頃、機動隊を動員させていたことを考えると、災害とは違う意味で、大変な仕事であっただろうなと感じます。

普段の生活で、警察の方というと、交通整理をしたり、白バイ隊員が違反切符を切っていたり、そんな光景を目にするくらいですが、改めて「お巡りさん」には感謝の念を持ちたいと思います。

係長(教務係) 中村 周

そうですね。
エッセンシャルワーカーと言われる消防・警察・保育士や学校教員、電気・ガス・水道整備やゴミ収集担当者など、いかなる時にもなくてはならない職業です。
というより、困難な時期こそその活躍を期待される職業に従事する人々です。

この職業に就く人は自分自身の身の安全を確保しながらも、他者の安全をより重要なこととして考え行動する人々です。
そこでは当然、危険などと背中合わせに行動しなけらばなりません。
新型コロナの感染拡散防止のために「3密を避ける」と言われていても、保育や介護の仕事では人との接触が重要となります。
子どもとの「接触をしない」で保育をすることはほぼ不可能です。

保育所の園長から「マスクをつけた保育で、子どもたちの感覚が鈍り、発達度合いが従来と違ってきた」と聞かされました。
マスク一枚でも表情が分かりにくいために子どもの発育に問題を生じています。
幼児期には特にアタッチメントの重要性が言われていいるように距離感が重要となってきます。

社会の人の為に働く人々にはほんとうに頭が下がりますね。
保育者を目指す本学の学生に対しても同じ気持ちになります。
このような学生が安心して信頼される保育者になれるように我々教職員はサポートしていきたいですね。

藤田

 

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