今日の心がけ~職員のスピーチ~

誰かと一緒に

2022.11.08

アメリカの心理学者マクレランドは、欲求理論として、人は皆「誰かと一緒にいたい」という親和欲求を持っていると考えました。

喜びを分かち合えるような友人に出会いたい、仕事の相談相手に恵まれたい、一人ぼっちになりたくないと思うことは、ごく自然な心の動きでしょう。
それが満たされることで、人は幸せを感じるという心理があります。

親和欲求に応えてくれる相手は様々ですが、その中でも家族は、たとえ離れて暮らしていても欲求を満たしてくれる大きな存在でしょう。

子供の反抗期などは、親子間で口論が絶えず、仲が悪いように見えるものです。
しかし、視点を変えれば、それは子供が喜怒哀楽を素直に表現していることであり、互いに気兼ねをしていない関係にあることの証拠でもあります。

家族の支えあっての職場生活です。
今日はそのことを普段よりも少し意識してみましょう。
自分のありのままを受け止めてくれ、癒やしを与えてくれる家族への感謝の心を持って、今日一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

今日の心がけ◆家族の支えに感謝しましよう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

少し前になりますが、一人暮らしをしている学生が、コロナ禍になって一日誰にも会わず、WEB授業のみ受講しているということがありました。
そして近くに大学の友人や頼れる人がいなく、コミュニケーションもとれず、それに伴い気持ちが落ち込んでしまうということでした。
そのため一人暮らしをやめて、家族のもとに戻った学生もいたようです。

このように、人は誰かと関わりを持たずに過ごすことは難しく、何かあったときに誰かの支えが必要だと思います。
それが家族、友人であり、時間をかけてお互いがよい関係を築き上げていれば、いざという時に力になってくれるのだと感じます。

家族はいつもそこにあるものなので、それがあたりまえだと思って毎日を過ごしてしまいがちですが、改めて家族に感謝の気持ちを持って過ごしていこうと思います。

学生係 田口

そうですね。
感謝の気持ちを持ち、それを素直に表現できることが大切です。
特に家族など身近な存在の人に対しては、何事もアタリマエと感じている人が多いですね。
これも自分が相手の立場に立てるようになって気付く場合が多いのです。

人は「してもらった」ことに対して、最初は「感謝」しますが、慣れてくると「されてアタリマエ」と感じ、次にはされないと「怒り」始めます。
残念な人ですが感覚が鈍って「感謝すべきこと」を感じなくなっていくのです。
感謝する心を持ち、行動している人は他からの助けの手が伸びて「運」が良い人となります。

感謝の言葉が行きかう場所には人が安心して集まることができます。
「ありがとう」で温かく包まれた人には人が安心して寄ってきます。

日本でも家庭で「ありがとう」を使うことを子どもに教えることと同じように、アメリカでも”Thank you”と”Please”は徹底します。
これは世界中のすべての国で同じだと思います。
この「ありがとう」の感謝の気持ちを持っている人には人が集まります。

「ありがとう」が飛び交う社会には争いが起こりにくいでしょう。
反対に全てが「アタリマエ」から「モット」になった社会は争いが起こるでしょう。
保育者を目指す本学の学生にはこの「感謝」の気持ちが大切です。

そのためにも学生をサポートする我々教職員が「ありがとう」の感謝の気持ちで行動していくことが大切です。
本学の教職員、そして学生の間では「ありがとう」のいたるところに浮かんでいます。
このまま、いやそれ以上にお互いがお互いに感謝する職場でいたいですね。

藤田

 

 

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