今日の心がけ~職員のスピーチ~
軽快なアナウンス
2019.05.24
所用で公共のバスを利用したAさん。運転手の軽快なアナウンスに、いつになく聞き入ってしまいました。
「最近、○○街道は、事故が多発しております。バスが急停車することがありますので、お立ちのお客様は、つり革や手すりにしっかりとおつかまりください」
「バスが発車してからの移動は危険です。お降りのお客様は、余裕を持って安全にお降りいただきましよう、お願いいたします。時間は充分にとりますので、足元にご注意の上、お降りください」
「ご乗車、ありがとうございました。この後もどうぞお気をつけて」
乗客の大半は高齢者です。バスの停車と発車のたびに、実に丁寧に語りかけるソフトなアナウンスは、聞いているこちらの心も優しくなるようです。Aさんは都会の喧騒の中で、一服の清涼剤を味わったような微笑ましさを感じました。
何よりも、バスの運転手自身が、自らのアナウンスを楽しんでいる様子です。ここに「場」を輝かせる人の大切な鍵が潜んでいるようでした。
今日の心がけ◆まず自分が仕事を楽しみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
この話に、本学のバスの運転手さんのことを思い出しました。
所定の場所まで人を運ぶという仕事だけでなく、バスが到着した時に「忘れ物のないように」「気を付けていってらっしゃい」と声をかけたり、
普段もよく学生を見ていて、いつもと違う様子だと気にかけたりしています。
本学では「学生のことを考えて」とよく教職員間の話に出ますが、仕事の中心が学生に対するものとなります。
決められた仕事をただ行うだけでなく、学生にとってどうであるかを考え、
また学生と言っても個々に違いがあるため、その時々で相手に合わることが必要だと思います。
そして、さらに自分も楽しむことができれば、それは周りに伝わって、「場」を輝かせることができると思います。
こういった意識を持って仕事に臨みたいと思いました。
教務係 相馬