今日の心がけ~職員のスピーチ~

人事異動の受け止め方

2019.05.13

Sさんは人事異動により、部署を変わることになりました。
新しい部署は、仕事内容が大幅に変わるだけでなく、少人数で多忙だということを聞いていました。
〈慣れない部署で、まだ入社3年目の自分がやっていけるだろうか〉と、不安を抱えたまま、転属の日が近づいていました。
そんな時、入社以来面倒をみてくれていた先輩から、「人は与えられる仕事と、複雑な人間関係の中で成長するものだ。君ならできる」と激励を送られたのです。
この一言で、Sさんの気持ちが変わりました。
〈仕事が多忙で少人数だということは、それだけやりがいがあるし、自分を成長させてくれる部署だ〉と、俄然前向きな気持ちが湧いてきたのです。
新しい部署や慣れない仕事には、誰しも不安が募るものです。
その変化をどう捉えるかは、人生の中でとても大切なことです。
捉え方一つで、仕事面を超えた自己成長にもつなげることができるでしょう。

今日の心がけ◆新しい環境を前向きに捉えましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

人事異動とは、部署の配置転換だけではなく、昇進や降格、出向や転籍なども含まれます。
その意味は、従業員の能力を向上させる、組織の仕事の流れを理解する、業務を効率化させて業績を上げる、これまでの経験を基に問題を見出し改善につなげる、など、さまざまですが、基本的には、人材の育成と業績の向上です。なかには、いわゆる“大人の事情”による異動もあります。

組織のある職場では、ある目的があり、その成果を出すために稼働しています。そこで、適材適所において、組織の動きや流れを知る必要があります。若い人にとって、異動=不安というのがあるかもしれませんが、仕事が個ではなく集団で動いていることを理解することで、安心できると思います。

私にとって初めての異動は、最初に勤めた大学で、図書館から総務課へ異動した時でした。
専門性の強い業務から労務管理系の業務へ変わることの不安がありましたが、異動先の上司から「総務の仕事は学内の各部署全体に関わることだから面白いよ。君ならできる」と言われたことを憶えています。ここに紹介されている、真に“君ならできる”という魔法の言葉です。

期待されているから異動があり、そこで成長すれば仕事にも貢献できます。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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