今日の心がけ~職員のスピーチ~
「感謝の反対は?」
2019.05.20
「提灯を借りた恩は知れども天童の恩は忘れる」という諺があります。
闇夜に迷っているときに借りた提灯のありがたさは忘れないが、太陽の恵みはあまりにも大きいので返ってその恩義を忘れてしまうという意味です。
物事に恵まれ充実している今日では、それが「当たり前」になってしまい、ありがたさをつい忘れてしまいそうになります。
人にはもちろん、当たり前のように身近に存在する物や自然にも感謝の気持ちを持ちましょう。
◇今日の心がけ◇「当たり前」のありがたさに目を向けましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
「ありがとう」は感謝の気持ちを表すことですが、漢字で書くと「有る」ことが「難しい」→「有り難い」となり、稀である、滅多にない、とあります。
その反対が、「当たり前」「当然」です。
蛇口をひねると水が出る、スイッチ1つで火がついて食事も当たり前のようにとることが出来る。便利で快適な生活が当然のことして染みついているため、そのありがたさを意識することはありません。
私達は毎日起こる出来事を当たり前と思って過ごしがちです。
誰もが今日と同じように明日も明後日も繰り返されると思っています。
しかし日々の生活は当然のことではありません。
仕事ができるのも家族の協力があってのことですし、子どもの病気で急に休まなくてはならない時に、子どものそばに居られるのも職場の皆さんのご理解とご協力があるからこそです。
当たり前のありがたさに気付く心を持ち、常に感謝を忘れないようにしたいと思いました。
教務係 寺田