今日の心がけ~職員のスピーチ~
「オンリーワンとナンバーワン」
2019.04.22
競争社会を生きる私たちにとって、「ナンバーワンでなくとも、オンリーワンであればいい」というメッセージは励ましでもあります。
ところで、この2つの言葉は反対の性質を持つというよりは、むしろ同質の「見方を変えた言葉」だと捉えることが出来そうです。
周囲と切磋琢磨を繰り返し、ナンバーワンを目指す。結果的にそうならなくとも、その過程は紛れもないオンリーワンというのが本来の姿です。
それを「オンリーワンでいいや」
という消極的な姿勢に捉えてしまっては、オンリーワンにもなれないでしょう。
勝ち負けが目的となるような過剰な競争は避けたいものですが、競い合うことで成長があることも忘れずにいたいものです。
◇今日の心がけ◇ 互いに成長できる職場をめざしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
最近の教育現場では、個性が尊重されています。
得意不得意も個性ととらえ、オンリーワンとしての自分を大切にする傾向にあります。皆で手をつなぎゴールするといった順位付けを極端に避ける幼稚園も少なからずあるようです。
その一方で子どもたちを競わせる環境において「勝ちたい!」「1番になりたい!」という気持ちを引き出す園もあります。
どちらの環境にあっても、成長とともにものの考えかたや行動に変化が現れるでしょう。
ナンバーワンのプレッシャーを原動力に変えられるか、独りよがりのオンリーワンとして自己を正当化するか、これはやはり幼少期の体験が大きく影響することでしょう。
文中にもありましたが、ナンバーワンの延長線上にオンリーワンがあります。
誰かと比べるのではなく、その誰かを目標と捉えて、協力し連携しながら皆で成長できる職場でありたいと思いました。
教務係 寺田