今日の心がけ~職員のスピーチ~

指摘をどう受け止めるか

2019.02.22

 入社三年目のTさんは、同じミスを繰り返しています。
それにより仕事が中断するだけでなく、まわりの人が
そのフォローをしなければなりません。

 そのつど、同僚や先輩がアドバイスや指摘をするのですが、
やはりミスは繰り返されます。Tさんは次第に周囲から
孤立するようになりました。

 ある時、上司のAさんは、次のように語りかけました。
「君は、失敗して注意を受けた時に、自分の人格を
否定されたと思っていないか。みんなはミスを指摘しているだけで、
君という人間を否定しているのではないのだよ」

 実はTさんは、失敗を指摘されると、自分の全てを否定されて
いるように受け止めてしまい、すっかりやる気をなくしていたのです。

 上司の一言で、気持ちが楽になったTさん。注意の受け止め方を変え、
指摘されたことへの改善を試み、工夫する努力を続けました。

 その後、Tさんの働きぶりには明るさが感じられるようになり、
次第に好感を持たれる存在へと変わっていきました。

今日の心がけ◆改善点を見極めましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より

 問題や大切な点を指し示すことで、大切な点を指し示すときにも
使い必ずしも悪い意味だけで使用されている言葉ではありません。

 指摘と聞くと間違いを修正する際にすることと思ってしまいがちです。

 相手への不快感を与えずに間違いを指摘するには、問題やミスだけを
指摘するような言い方では注意が必要です。謙虚な姿勢を心がけ
ストレートに指摘しないことで相手の不快感を煽らないことが大切です。

 指摘はより良いものを作ること、仕事を円滑に進ませるためには
必要なものです。

 くれぐれも相手を不快にさせないように注意しながら、適切な指摘をして
より良い仕事になることを目指したいです。

事務局係長 田中淳一

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