今日の心がけ~職員のスピーチ~
いい牛をつくるには
2018.10.14
鹿児島県の大隅半島にある平松牧場は、餌の生産、繁殖・哺育、育成、肥育までを
一貫して行なっている牛づくりの農家です。
飼料となる牧草も、土づくりから手がけています。
「いい牛をつくるには、餌になる牧草が大事。いい牧草をつくるには土が大事。
だから土づくりからこだわるんです」と、牧場で牛づくり全般を統括するスタッフは語ります。
同牧場では、自分たちで種を播いて育てた安全な牧草を牛に与え、
その牛の糞を堆肥にして、また牧草をつくるという、循環型農業にチャレンジしています。
餌も肥料も購入したほうが楽ですが、
「いいものをつくるには、手間ひまをかけなければいけない」と、
皆、汗と泥まみれで働いています。
苦労が多い分、強い連帯感と責任感が生まれ、喜びも大きいようです。
効率を求めることも大事ですが、それを追求するあまり、
大事なことが忘れ去られることもあります。
一からつくりあげる苦労を喜べる時、その仕事の持つ本質と向き合えるのかもしれません。
今日の心がけ◆苦労を喜びに変えましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
効率よく仕事をすると考えるのは良い事だと思いますが、
面倒くさいので仕事を簡略化してしまおうという事もあるかもしれません。
しかし、それはスリムな仕事ぶりでカッコいいかも知れませんが、
その分、誰かに負担をかけることもあるため良く考えなければいけません。
特に学生を教育しているという大学では、十分に手間暇をかける事が必要です。
こちらがレールをひいて、それに乗ることが出来ない人は省いて進んでしまえば
仕事も楽になり簡単です。
しかし学校は失敗をし、それを学ぶ場所でもあると思います。
そういう場を作っていくのも私達の仕事なのだと感じます。
そのため在学中にたくさんプラスの苦労を経験し、何かが出来たときの喜びを味わい、
社会に出た時に役に立つことが出来る様、サポートをしていきたいと思います。
教務係 田口宏美