今日の心がけ~職員のスピーチ~
社内アナウンスの力
2018.10.09
ある朝、家を出るのが遅れたA子さんは、走って駅まで向かいました。
その日の朝はとても暑くイライラしながら電車を待ちました。
ようやくやってきた電車に乗ると、こんな車内アナウンスが流れてきたのです。
「皆様、おはようございます。蒸し暑い中大変お待たせいたしました。
この電車は○○行きです。発車まで今しばらくお待ちください。」
アナウンスを聞いたA子さんは、朝から家事や育児に追われ、焦っていた感情がスーッと和らいでいくのを感じました。
言葉は魂を宿しており、その使い方次第では、人に痛みを与えることも、温もりや喜びを与えることもできるのです。
◇今日の心がけ◇ 心を和らげる言葉を使いましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
私も毎日の家事や仕事に追われているときに、家族や友人からの言葉で、心を和らげてもらった経験が沢山あります。
マニュアル化されている挨拶やアナウンスは、時に無機質で受けとる側の心を和らげることが出来るとは思えません。
セリフのような挨拶やアナウンスでは、耳から入った言葉も情報も、心に留まることなく、もう一方の耳からそのまま抜けていくと感じます。
大切なのは相手を気遣う一言を添えられるかだと思います。
自分自身の心に余裕があるときはもちろん、忙しく余裕がないときには特に意識して、心を和らげる言葉を発していこうと思いました。
教務係 寺田