今日の心がけ～職員のスピーチ～

先輩の「どや顔」

「人の振り見て、我が振り直せ」という諺があります。

これは、「他人の行動を見て、良いところは見習って自分に
取り入れる。反対に、他人の悪いところは、自分にも同様の
ところはないかと振り返って、もしあれば改めて、自己の向上に
つなげよ」という教訓です。

　Ａ子さんは、職場に頼りにしている先輩がいます。
その先輩は、社歴が長く、仕事もできる人です。
当初は何かにつけて教えてもらっていましたが、
次第に教えてもらうことが嫌になってきました。

　そのわけは、先輩の「どや顔」です。
いかにも<私は何でも知っている>というような得意顔が
気になって仕方ありません。
　Ａ子さんは、そんな先輩の姿から、謙虚でありたいという
思いを強くしました。そして、自分にも高慢な気持ちがないか、
態度に現われていないかと省みて、誰に対しても謙虚であること
を心がけるようになったのです。

　Ａ子さんの振る舞いに感化されたのか、その先輩の態度も
変わっていきました。
　
今日の心がけ◆周囲の人から学びましょう
         （『職場の教養』：一般社団法人倫理研究所より）　

　仕事に慣れてくると「なんで出来ないのか」と、できない人に対して
苛立ちを覚えますが、完璧に出来る人はいないと思います。

　たまに授業内で実習関係の説明を学生にすることがありますが、
初めて行う作業ですと、一回の説明では伝わらず、学生が分からないと、
余計にざわつく事があります。
　
「何で分からないのだろう」と感じる事がありますが、その年その年で
学生の学力や雰囲気、個性が変わっているので、私自身が変わらなくては
いけないと思いました。

　「何で分からないの！」と上から目線にならず、
もっと、丁寧にゆっくりと説明したり、見本をみせたりと、
自分が変われば、相手も変わると思うので、
学生の事を考えて接していこうと思いました。

　様々な場面で、
「素敵な振る舞いだなぁ～」、
「この言い方は良くないなぁ～」と
色々感じますが、良い所は真似をして、悪い所は、自分にも同じような
行動があるかもしれないと、気を付けていきたいと思いました。

実習指導係　林