今日の心がけ~職員のスピーチ~

文字のメッセージ

2018.11.23

買手の「買」、費用の「費」、貯金の「貯」、財産の「財」など、
お金に関する多くの漢字には、「貝」という文字が入っています。

その起源は、漢字が誕生した中国で、かつて「子安貝」という美しい貝が、
お金として使われていたことに端を発します。

大昔、人々は、食べ物など生活に必要なものを物々交換で手に入れていました。
やがて、肉や魚のような腐るものではなく、交換するのに扱いやすいものが
人々から求められて、いろいろな国で現在のお金の原形が誕生しました。

日本では、稲や布地がお金として使われていた時期がありました。
値段の「値」や値打ちの「値」は、稲の「ネ」から生じた言葉だという説があります。

また、紙幣の「幣」には、神前に供える布という意味があるのです。
文字や言葉には、昔の人々の生きる智恵や、当時の暮らしを物語る
メッセージが詰まっています。

私たちの生活にプラスになるヒントもあるかもしれません。
時には、文字や言葉のルーツに巡らせてもましょう。

今日の心がけ◆物のルーツを知りましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

漢字は、元の意味を組み合わせて作られたものです。
この組み合わせたものが、より身近な意味であれば、単純に楽しむことができます。

先日、鮨屋で食べ終わった後に“あがり”を頼むと、
湯呑みに魚偏の漢字がびっしり描かれていました。
この魚偏の漢字、例えば春夏秋冬の旁を組み合わせることで、
季節の旬を感じることができます。木偏も同様です。

漢字の読みも面白く、「楽しい」と「楽(らく)」は
同じ漢字が使われています。
これを仕事に当てはめると、
「楽しく仕事をすると楽(らく)になる」と表現できます。

仕事と向き合う姿勢に“シリアスファン”と言う言葉があります。
シリアスは真面目に、集中して、などの意味で、ファンは楽しむということです。
仕事に真剣に取り組んで、いかに楽しむか、そしてその度合いを上げることで、
成果を高める考え方だそうです。

以前、幼稚園の園長先生が、きつい仕事でも子供たちの笑顔を見ると
全てが報われるものだと言っていました。

これも、シリアスファンにつながるものかと思います。

漢字や言葉一つの見方で、仕事を見つめ直す良い機会になりえます。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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