今日の心がけ~職員のスピーチ~

海に築いた土地

2018.10.31

一六五七年、明暦の対価と呼ばれる大火事で坊舎を全焼した江戸浅草御堂(後の築地本願寺)。
幕府から与えられた替地は海の上でした。
本願寺の熱心な信者だった佃島の漁師たちは、コツコツと土を運び、十九年かけて海上を埋め立て、現在の場所に寺と再建しました。
土地を築いた漁師たちの努力は「築地」地名の由来となり、現在に残っています。
困難な仕事を任された時や、仕事が立て込んで忙しい時、「果たして自分にできるのだろうか」と尻込みしたり、
何から手を付けたらよいのかわからずに途方に暮れることもあるでしょう。
しかし、どんな大きくそびえる山も、はじめの一歩を踏み出さなければ登り切ることはできません。
一歩を踏み出したら、次は二歩目、三歩目と小さな努力を毎日続ければ、ゆっくりでもゴールは確実に近づいてきます。
大切なことは、「自分にできるか、できないか」の前に、「自分がやるか、やらないか」です。
勇気をもって物事に取りかかりましょう。

今日の心がけ◆はじめの一歩を踏み出しましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

この築地本願寺の再建の話、替地が海の上とだけ聞くと、何かの仕打ちのように思いますが、
江戸時代、湾の埋め立ては頻繁に行われていたそうです。

理由は、人口の爆発的な増加と、それによるゴミの大量発生で、この問題を解消するために埋め立てを積極的に行うようになりました。
また、当時の東京湾は、埋め立てしやすい地形で、周辺地からの土砂の調達も容易であったそうです。

途方もないような仕事でも、正確な状況判断や緻密な計画を立てられるリーダーがいれば、心配無用です。

その場の勢いや、発破をかけるだけではなく、確信の持てる指示があれば、安心して仕事に取り組めるものです。

そういった仕事に触れると、自分の成長を直に感じることができ、仕事への遣りがいも増すことになるでしょう。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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