今日の心がけ~職員のスピーチ~

平和の鐘

2018.09.03

先の大戦で、多くの人が空襲などの犠牲となりました。
その事実を伝えると共に、犠牲者の追悼と恒久平和を目的として、全国に追悼施設が点在しています。
施設の詳細は、総務省のホームページに掲載されています。
その一つが、広島平和公園内にある「原爆の子の像」です。
内部に鐘が吊るされたこの施設は、二歳で被爆し、十年後に白血病で亡くなった少女の同級生たちの呼びかけにより、一九五八年に完成したものです。
時折、中学や高校の修学旅行における平和学習の一環として、この像の前で「HEIWAの鐘」を合唱する姿が見られます。
自分たちと同じ年の頃に亡くなった御霊に対し、歌を通して、慰霊と祈りと捧げているのです。
現在とはあまりにかけ離れた時代を想起することは難しいかもしれませんが、いのちを尊び、大切にする気持ちは、今も昔も変わることはありません。
すべての人々がつながり合う存在であることを実感し、身近な人を日園し合えるよう、折に触れ、心を向けていきたいものです。

今日の心がけ◆歴史と人のつながりに思いを馳せましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

私の親から聞かされた大戦中の話は、食べる物が貴重であったということくらいで、戦災についてはほとんど聞いたことがありません。
北海道は、当時のアメリカ軍の爆撃機の基地であるグアム島から遠方にあり、本州に比べて空襲が少なく、
道庁のあった札幌市での死者は1名だったそうです。

毎年、8月6日や9日の原爆投下日は、広島や長崎の人たちにとって、特別な日です。
関東に住んでいる自分としては、理解はしていますが、感覚は大きく異なる気がします。

例えば最近、台風やゲリラ豪雨などによる洪水被害など、自然災害の報道が目立ちます。
そんな時には、誰もが天気予報を注視して、地元に被害が無ければ安心するところですが、他の地域では、大変な思いをしていることもあり、
同じ国内で他人事ではありません。

戦災や災害ではありませんが、身近なものとして、職場の仕事も同様です。
私は、同僚が忙しそうにしていたら、「手伝うから遠慮なく声を掛けて」と言うようにしています。
ただ、周りに何かを頼む際、それまでに整理をする必要がありますが、それもままならないと感じた時は、こちらから動きます。
これこそ他人事ではなく、お互い様なのかと思います。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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