今日の心がけ~職員のスピーチ~

雨の日の撮影

2022.06.27

Mさんが勤務する自動車部品の製造会社では、時々、工場見学会を開催しています。
ある団体の見学会をMさんが案内することになりました。
見学の工程も終盤に近づいた頃、雨が降ってきました。
そのタイミングで集合写真を撮影する時間となりました。
通常は景色の良い屋外で撮影するのですが、雨となるとそうとはいきません。
屋内の撮影では、場所の選定やカメラの調整などが必要になります。
Mさんは、慌てることなく見学会を誘導し、落ち着いて撮影することができました。
実は前日、屋内でのリハーサルを行っていたのです。
当日の天気予報は晴れでしたが、雨が降った場合に備えて、屋内のいくつかの場所で、同僚を被写体にして、試し撮りをしたMさん。
それぞれの場所でのカメラの設定を確認して、見学会に臨んでいたのです。
物事への準備には、いくつかの方法や手段を用意しておくことが含まれます。
成り行きに応じて対応できるよう、二段構え、三段構えで臨みましょう。

今日の心がけ◆十分な事前準備をしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

私は元々書くことは苦手ではなかったのですが、話すことは余り得意ではなく、オープンキャンパスや高校での体験授業では大変緊張します。
そんな時に、大学時代のゼミの先生から言われたことで印象に残っているのが、
「自信を持つことが重要です。自信をもてば緊張はしなくなります。
そして、自信を持つためには、十分すぎるほど準備することです」
という言葉です。

その言葉をもらい、私は、5つのことを決めて、発表などをおこなうようにしています。

1つ目は、最初の話し出しの言葉を決めておく
最初でつまづくと、一気に全体が崩れる危険性があるので、簡単な自己紹介をグッズを使いながら、紹介しています。

2つ目は、授業・発表の全体ストーリーを描き、覚えこむ
3つ目は、シンプルで分かりやす資料を作成する
4つ目は、各ページで伝えたいメッセージの説明を短い文章でまとめておく
5つ目は、リハーサルで最終チェックをする

頭の中で話すのと、実際に声を出して話すのとでは違うので、家族に実際に聞いてもらいリハーサルをしています。
実際に話すことで更に自信がつくので、客観的な意見も参考にします。

この5つの準備を十分に行えば、自信をもって緊張することなく授業や発表に挑むことができます。

私の経験では、このように事前準備を進めると、「不安」だった発表や授業が、ある日、突然「楽しく」感じるようになります。
その時が、準備が十分に整った時だと思います。

時間は有限なので、後になって後悔しないように、今できることに全力で取り組んでいけるように事前準備を万全にしていきたいと思います。

実習指導係 林

そのとおりです。
「備えあれば憂いなし」「転ばぬ先の杖」と言われますから、まさにこのことですね。
撮影会の日のスケジュールを綿密に立て、予期せぬ出来事にも対応できるように準備をしたことです。
人は予期せぬことには驚き、慌て、失敗をします。
予め、予測できることに対しての対応方法を決めておけば、ある程度防ぐことができます。

ここにかかれているようにプレゼンテーションを成功させるには、一般に次のことが重要だと言われています。
1.伝えたい内容を具体的(全体から詳細まで)に描く。
2.その内容をわかりやすい資料を作成する。
3.聞き手に内容が伝わるように表現と言葉を選ぶ。
4.時間配分を事前にチェックする。
5.模擬プレゼンを十分に行い修正をかける。

まさにこのことがそのままになされているから、良い授業ができたのだと考えます。
事前準備が完璧だとドキドキ感がワクワク感となっていきます。
このワクワク感で学生の前に立つと、学生も一緒にワクワクした気持ちで授業を受けることができます。

同じ時間を使って物事を行うときは、このワクワク感で楽しい有意義な時間としたいものです。
学生たちもそんな授業を楽しみしていることでしょう。

これから教職員が一致して、このような事前準備を完全なものとして学生にとってより良い授業を作っていきましょう。

藤田

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる