今日の心がけ~職員のスピーチ~
上司に期待していること
2022.06.27
芦田さんが友人と飲食店に行ったときのことです。
カウンター席に通された2人は料理を注文し談笑していました。
程なくして、席まで料理が運ばれてきまして。
通常はカウンター越しに料理を出されることが多かったので、新鮮に感じ、そのわけを尋ねてみました。
すると、店長から「あくまでもうちん店の場合ですが、例え手間がかかっても、お席まで料理を運ぶようにと教えています」と返事が返ってきました。
「もし、熱い料理をカウンター越しに渡して、お客様が火傷でもされてはいけませんから。心を込めて応対すれば、手間を惜しむ気持ちにはならないものです。」
その言葉を聞いた芦田さんは一瞬でこの店のファンになりました。
人材総合サービスのエン・ジャパンが実施したアンケートによると、上司に期待していることの第1位は、明確な判断をしてくれることでした。
人間教育の最後の砦は企業と言われます。
部下や後輩の成長を願いつつ、愛のある教育に力を注ぎましょう。
今日の心がけ:後進の育成に愛情を込めましょう
400年以上前のこと、打ち続く戦乱を何とか平和な世の中にしたいと、大阪城に住む淀君・秀頼母子とその協力大名と梯をかけようと時の権力者徳川家康は努力をしたようです。
しかし、身内の造反でこれは水泡に帰し結局世情が不安定になってしまったそうです。
営々と積み重ねたもの、それは評判であったり、努力であったりします。
どんなにおいしいものを供する店であっても、供する側の応対一つで、二度と来ないことになるか長らくご愛顧となるかが決まります。
さて、本学も学生の言動に配慮する必要があります。
良い大学とアピールできるには、学生をメリハリつけて大切にすることや対外的に不信感を抱かせないことに尽きると思います。
太鼓は革を締め直すと新品同様になるといいます。
本日の文章から、締め直しながらいきたいと考えます。
出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
以上
進路支援担当 奥貫
そうですね。
アンケートにもあるように「明確な判断をしてくれること」が部下にとってはありがたいことでしょうね。
「心を込めて応対すれば、手間を惜しむ気持ちにはならないもの」というオーナーの言葉も素晴らしいですね。
他人に対するときには「相手中心」にものごとを捉えて、行動することは朝礼でも話していますね。
「自分中心」で行動することは他者に苦痛を与えることに繋がるからです。
決して自分をなくして、相手中心というのではなく、アサーティブに行動することが重要です。
サービス精神ではなく、ホスピタリティ精神で物事に対し、行動することが重要です。
「後輩の成長を願いつつ、愛のある教育に力を注ぎましょう」とあるように・・・。
学生に日々接する我々教職員は常にこの気持ちを忘れずにいたいものですね。
なかなか、難しいことではありますが、この精神があればどのようなことでもクリアできると思います。
常に学生のことを思いやりながら、学生が「純真に来て良かった」と思えるようにしましょうね。
藤田