今日の心がけ~職員のスピーチ~
タイトル:客室乗務員の心遣い
2014.11.20
Iさんが飛行機に乗り、一息ついて前方を見ると、
スナック菓子を食べている青年の姿が目に入りました。
青年は、お菓子を食べるたびに、手についた粉を床に落としています。
その様子を不愉快に思いながら眺めていたIさんが、
我慢しきれずに、注意をしようとした時でした。
客室乗務員が、さっと青年のそばに寄って、
「どうぞこれをお使いください」とおしぼりを差し出したのです。
お礼を言っておしぼりを受け取った青年は、
今度は、食べかすを落とさないよう気をつけて食べ始めました。
今にも注意しようとしていたIさんは、恥ずかしくなりました。
もし強い口調で注意していたら、
狭い機内の雰囲気が悪くなっていたかもしれません。
客室乗務員の行動は、あくまで業務の一環だったのでしょう。
それでも、咄嗟のスマートな対応に、
<プロの仕事ぶりだ>と感銘を受けたIさんでした。
相手を受けとめ、穏やかな心で、気持ちの良い応対を心がけましょう。
今日の心がけ◆穏やかな心で接しましょう。
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
この文章を読んでみて、私自身も反省することが多々あります。
特に自分の子どもに対しては、必要以上に厳しいのかもしれませんが、
ついつい厳しい口調で注意をしてしまうことがあります。
人が行動するにはそれぞれに意味や目的があるが、
その行動で周囲の人に迷惑をかける場合もあるので、、
まず、なぜそのような行動をとったのかとよく考えることが重要である。
事実を正確に把握して、相手の立場や状況・気持ちを考え、
相手が何を求めているのかを掴みとり、
「~しましょうか?」などと前向きな問いかけをし、そして行動する。
このように本学職員は心がけていきましょうと藤田学長先生からお話がありました。
普段感情に流されて生活してしまいがちですが、
常に穏やかな気持ちで過ごし、心に余裕を持って行動していきたいと思います。
教務係 田口宏美