今日の心がけ~職員のスピーチ~
自分で払う
2021.06.10
英語学者、評論家など、多方面で活躍した、上智大学名誉教授の故・渡部昇一氏は、「身銭を切る」ことの意義について次のように述べています。
「ほんとうに味覚を楽しもうと思ったら、身銭を切った店の食事がよいのではないか。
身銭を切っておれば、まずいかうまいかについての判断もきびしくなろう。
凡人の場合、身銭を切るということが、判断力を確実に向上させる。」
「身銭を切る」とは、自分のお金で支払うことを意味します。
食事だけでなく、スキルアップのための研修など、身銭を切ることで良い効果をもたらします。
例えば、語学学習やマナー講座などは、社員教育の一環として、会社の経費で賄える場合もあるでしょう。
その際、受身の姿勢で受講すると、学ぶ意欲が乏しく、集中して講座に臨めないことがあります。
自分で支払うと、最大限の収穫を得ようとして、講座を受ける姿勢も積極的になります。
時にはあえて身銭を切って、自己のスキルアップを図ることも大事ではないでしょうか。
今日の心がけ:スキルアップへの工夫を凝らしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
「お金」は生きていくために必要なものです。
お金に対するイメージや使い方は、人それぞれ異なります。
一生懸命働いて得たお金は、生活のため、家族のために使うのが当たり前で、自分のためのお金は後回しにしてきました。
年齢を重ねた今では、これからの自分自身が幸せになれるような使い方で出来たらと考えることもあります。
本文にもある自己のスキルアップを図るため、セミナーや資格取得の勉強をすることは、今の自分ではなく、未来の自分への投資になるのだと思います。
自分のために支払うお金でも使い道を間違うと浪費になってしまいます。
投資か浪費かは、結果論になってしまいますが、自分次第といえます。
今の私にとって、自分のために「身銭をきる」べき事は、健康を維持するため、まずは人間ドックを受け、毎日笑顔で働き続けるための自己投資をしようと思います。
そして、お金にもココロにもたっぷり余裕が持てたら、古くなり手放してしまったピアノをまた手元において、触れる時間が持てたらと思います。
そして、そんな日が実現できるよう今日もまた目の前の仕事をしっかりと頑張ろうと思います。
実習指導担当 栗原