今日の心がけ~職員のスピーチ~

お客様を愛しています

2024.03.05

 アメリカを代表する奇術師のハワード・サーストンは、舞台に立つ際に、心の中で必ず<私は、お客様を愛している>と何度も繰り返し唱えていたそうです。
 Eさんは、研修会の講師として、人前で話す機会があります。
この話を知り、<自分もその言葉を真似してみよう>と思いました。

 ある日、<私は、皆様を愛しています>と、心に念じながら壇上に立ちました。
すると、大勢の人を前にしても、過度に緊張することがなくなりました。
 その上、参加者に対して親しみを感じることができ、以前より話が滑らかに進むようになりました。
Eさんは、今後もサーストンの言葉を心で唱え、多くの人たちに愛情を向けていこうと心に決めたのです。

 人は、それぞれに、語り尽くせないドラマがあり、様々な苦難を乗り越えて今に至っているのです。
いつも言葉を交わさない関係でも、その人を表面だけではなく、良く知れば知るほど、愛おしさも湧いてくるでしょう。
 「皆様を愛しています」との気持ちで、人と接していきましょう。
 
今日の心がけ:愛情を持って人と接しましょう

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 
 以上

 大勢を目の前にしたとき、音が遠く聞こえたり、赤面したり、アガったことを経験した人は多いでしょう。
深呼吸をしても一度昂ってしまうとそうそう落ち着かないものです。
 しかし、このような魔法のような言葉があるとは。

私も緊張するような局面が出てきたら《皆様を愛しています》を唱えようと思います。
これで普通に話せるようになればめっけもんです。
 人に限らず、動植物でも愛情を持って接すると応えてくれるようです。

麦の実入りが良くなったや、犬猫が飼い主に感情的なもの(甘える、怒る等)を出すようになったらそれは通じ合った時なのでしょう。
関心が無ければ振り向きもしませんから。

 良く知れば知るほど、争いごとには発展しなくなるでしょう。
知らないから、主義が違うからやっつけろでは戦争になってしまいます。
狂気のごとく武器を振りかざさず、話し合いで解決できるようにするには、《愛しています》の一言から始まるのだと思います。

進路支援担当 奥貫


そうですね。
このように「愛しています」と心から思うことはなかなかできないことです。
だからこそ、そう思うことが重要なのです。

これは返報性に共通しますね。
「相手を好きだ」と思えば、相手もこちらに好意を持ってくれるというものです。
人前に立って話をする場合も同じです。

聴衆は「私に好感を持ってくれている」と感じた時にはにこやかに話すことができます。
反対に「聴衆は私に敵意を持っている」と感じた時にはどうでしょう。
自ら好意を相手に示すことによって、相手からの自分に対する好意も引き出すことができるのです。

人は感情の動物です。
特に話を聴く際に感情的な反発がある場合には、何を話しても理解されることはありません。
反対に聴き手が好意的な感情で聴いてくれるのであれば説明不足の箇所があっても理解してくれます。

この好意的感情を持ってもらうためには、冒頭での笑顔を交えた挨拶が重要となります。
このように職場などでも自分に好意的でないと感じる人に対しては、できる限り、挨拶や一言が重要となります。
人は対面する機会、言葉を交わす機会があればあるほど親近感を憶えます。

「愛しています」を心に持っている人は幸せになる魔法のアイテムを持っている人と言えます。
現在、地球上で起きている紛争や貧困、差別などもこの「愛しています」の心で解決したいですね。

藤田

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