今日の心がけ~職員のスピーチ~

「長い目で見る」

2024.03.04

 日常に突如訪れるハプニングを「青天の霹靂」といいます。
昨今では、想定外の日常というものを想定内の事と捉える必要があるようです。

 思考の範疇にはない、想定外の出来事に遭遇した際、私たちの多くは心を乱され、前向きな気持ちになることは、難しくなります。
 しかし、経験則として理解している事を超越して、想定外の出来事に遭遇することは、自分にとって悪い影響を及ぼすだけとは限りません。

 むしろ想定外の出来事は、未来において〈あの経験が次のバネになった〉〈あの出来事が、ターニングポイントになった〉とプラスに捉えられるでしょう。
 さらに、苦しみの中にあっても、一歩ずつ着実に困難に向かっていく姿勢と行動力は、想定外の成長を生み出すという自身への贈り物になるかもしれません。
 確実な未来の予測は、誰にもできません。

それならば、今現在に訪れる想定外の出来事を、〈今の自分に必要な事〉と受け止めましょう。
困難な状況から逃げずに正面から、〈どんと来い〉と迎え入れたいものです。

今日の心がけ♦想定外は飛躍のチャンスと捉えましょう

 自分自身を振り返ると、ある程度の年齢と経験を重ね、同じ日常を過ごしている日々の中では対外の事が「想定内」でハプニングが訪れる事などほぼありません。
只、それだけに「想定外」の出来事が起きた時に返って慌ててしまい、対応する柔軟な心が薄れてしまっているように思います。

そのため、「ハプニングが起きないように」「想定内で納められるように」と慎重になりすぎて、新しいことにチャレンジしたり、一歩踏み出して冒険したりという事を避けてしまいがちになってしまっています。
 何事も経験です。
 想定外の出来事をチャンスととらえて、どんと構えていられるように気持ちに余裕をもって新たな事にも挑戦していける様になりたいと思います。

食堂 五月女


そうですね。
想定外のことは「災害は忘れた頃にやってくる」という寺田寅彦博士の言葉どおりです。
日本国民で、今年の1月1日の能登半島地震を誰が予測したでしょうか?

それ以前に東日本大震災が起きて12年を過ぎたばかりですが、地震のことはほぼ忘れてかけていたところです。
それほど人間は忘れやすい動物です。
2500年前のギリシャ人ソフォクレスも「時は全てを闇に覆い尽くし、忘却へと導く」と言っています。

年忌法要で「3回忌」「7回忌」「13回忌」~「50回忌」など行いますが、これも忘れ去ることに対してでしょうか。
しかし、人は忘れ去ることができることで生きていくことができるのでしょうね。
太宰治も「年月は、人間の救いである。忘却は、人間の救いである。」と言っていますね。

人は生まれてからこれまでの人生で実体験や追体験を織り交ぜて様々な経験をしています。
それらの経験から想定できているならば困難も想定内でしょうが、忘れてしまえば起きたことはすべて想定外ということになります。
ただし、これらを克服するためには過去の経験を土台に困難に取り組むことが大切です。

これらの想定外の困難な出来事をもしチャンスととらえることができる程度のことならばラッキーです。
チャンス(出来事)はチャレンジ(挑戦)への絶好の機会となりますし、チャレンジは自他にチェンジ(変革)をもたらすからです。
いつ我が身に困難が降りかかってくるかは計り知れません。

これらの困難を想定内とするためには日頃からの準備が大切です。
乗り越えられない困難に出会うことなく過ごせる日に感謝しましょう。
その時が来たならば、困難は乗り越えるためにあるモノだと腹をくくって頑張りましょうね。

藤田

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