今日の心がけ~職員のスピーチ~

成長の速度

2024.02.29

 単身赴任の生活を送るK氏が、久しぶりに自宅へ帰り家族3人で買い物へ出かけたときのことです。
後ろから妻と中学生の息子が並んで歩く姿を見ると、妻の背丈よりも大きくなっている息子の成長に驚きました。
 息子が思春期になってから、親子の会話も減り息子に話しかけても「ああ」という短い返答だけで会話が続きません。

 ところがある日の晩、「仕事を頑張るのもいいけど、無理して体調を崩したら母さんが困るから気を付けてよ」と声を掛けられました。
その頼もしい言葉に温もりを感じたのです。
 <体だけでなく、精神的のも成長しているな>と感じたK氏。

子どもの言動に一喜一憂せず、心身の成長を信じて見守ろうと決意しました。
そして、相談を受けた時は、精一杯アドバイスしようと思ったのです。

今日の心がけ◇気持ちに余裕を持って見守りましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 子供の成長に親の心が追いつかないと言った話を耳にすることがあります。
 思春期の子供に限らず過保護、過干渉は、時に子どもの成長を妨げることになります。
危険なことから遠ざけ、失敗しないようあれこれと手を焼くことが、果たして、その子のためになるのかと、考え、自分の子育てにおいてもできる限り意識するようにしています。
 
保育者、教育者を育てる本学では、資格や免許状を取得すると言う目標に加えて、特に心の成長を見守り導くことが必要だと考えます。
 新年度に向けた準備を進めているところです。

新入生は最初はわからないことだらけで、戸惑う場面もあるでしょう。
そっと手を差し伸べるべきタイミングと見守る場面を見極めながら新入生を迎えたいと思います。

教務係 寺田

そうですね。
子どもの成長程驚くほど早いものはありません。
つい昨日まで這っていたと思ったら、今日はもう立っている、歩いている、走っていると驚かされます。

「親の心子知らず」「子の心親知らず」の言葉はよく耳にします。
お互いに相手のことを理解できないで、すれ違いになっていることが多いものです。
特に外食産業の発展やスマートフォンなどの浸透で、家庭での団らんの場が消えつつありますからなおさらです。

これは親子間に限った話ではなく、夫婦や恋人の間でも同じ状況が起こっています。
対面によるコミュニケーション不足からお互いがお互いの真の姿や思いを理解しないままに過ごしているのです。
この理解不足から誤解や疑惑が発生しますから注意しなければなりません。

しかし、人は人なしでは生きていけない動物ですから、いつかはそれに気づくことになります。
相手を思いやる言葉がけも、いつかは人間として自然と口からこぼれてきます。
「子を持って知る、親の恩」と言われるとおりです。

それでは遅いのですが、その立場になってはじめて実感とした感じ取ることができるです。
人の歴史はこのことの繰り返しのように思われます。
2000年も前の偉人が語った言葉がいまでも同じように使われているのですからね。

自分が幼い頃に言われた「早く起きなさい」「ちゃんと食べなさい」「勉強しなさい」などなど。
今、親になったあなたは使っていませんか。
「親は無くとも子は育つ」と言われますから、ゆっくり、じっくり、子どもを支えながら、その成長を見守りましょう。

藤田

 

 

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