今日の心がけ~職員のスピーチ~

「ありがとう」の一言

2024.02.08

 Sさんはバスに乗車し、家路に向かっていました。ほとんどの人が座席に座り、バスの揺れに体を委ね、疲れを癒しているといった状況でした。

 そのような中、停留所にバスがついた時、小学校高学年の男の子がとった行動に、乗客の視線が集まったのです。

 男の子はバスを降りる際に、はっきりした声で「ありがとうございました!」と言い、運転手にサッと一礼したのです。

 それに対して、運転手は「気をつけてね!」と声をかけ、下車した男の子に笑顔で手を振ったのでした。

 車内は、この二人の一連の行動を通して、ちょっとした驚きと共に、温かい雰囲気に包まれたようでした。

 普段、メールや書面だけで、仕事を進めがちなSさん。顔を合わせて、感謝の気持ちを込めた言葉をかけることの大切さを、改めて実感したのです。

 Sさんは、「ありがとう」と口にすることを、心に決めたのです。

今日の心がけ◆感謝の言葉を言いましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より

 窓口業務は学生や来学した方の印象や評価になってしまう場合があります。
対応した人の対応やコミュニケーションの取り方によって接客が悪ければダメになってしまうこともあります。

 笑顔で窓口対応していればそうならなかったのかもしれません。
頑張っている周りの人を考えて行動しなければいけません。
窓口業務次第で組織の評価が左右されることを意識しましょう。

 本学も学生で成り立っています。常に学生に思いやりをもった対応になれているか考えていきましょう。

事務局係長 田中 淳一

そうですね。
この感謝の気持ちと行動は人が人として生きていくための基本ですね。
もし感謝の気持ちを失い、行動をしなかったら人は人として生きてはいけないでしょう。

ここにある小学生は家庭の環境も学校などの周囲の人的環境が良いのでしょう。
人は周囲の人々をまねて、その言動や思考を学びます。
その基本である挨拶すら大人になってもきちんとできない人も多くいます。

人の話を聞くときにも相手の顔を見ないで聞く人もいます。
これは基本的に間違った聞き方ですが、小さな時からそのような環境にいたからでしょう。
多くの人は小さなうちに注意を受けて、自ら正そうと学んで正しい行動を身につけて行きます。

しかし、近年は人間関係の在り方が希薄になってきています。
スマホなどの普及によるものでしょうか?
他者の話をきちんと聴こうとする姿勢もなくなってきているように感じます。

この小学生と運転手との間に交わされた短い言葉がバスに乗り合わせた多くの人を幸せに包みました。
いくら機器が発達しすべてが効率よく処理ができたとしても、人には機器では満たされない何かがあります。
それは心と心の結びつきです。

日本語で一番美しい言葉,それは 「ありがとう」と言われます。
NHKで以前「美しい日本語」についてのアンケートをとった結果は以下のようです。
「ありがとう」「さようなら」「はい」「すみません」「おはようございます」「いらっしゃいませ」「おやすみなさい」「どうぞ」などです。

日常的で相手を好意的に強く意識した「話し言葉」なのですね。
この「美しい言葉」は耳と心に美しく響く言葉ですね。
英語にも“Magic words for kids.”に Please ,Sorry Thank you, Excuse me, Welcomeとあります。

このように感謝の気持ちや相手を思う気持ちの言葉と行動はいつの時代、どこの国や地域の人々にも共通ですね。
この言葉が多く発せられる人や国の周囲の人々は幸せな気持ちで安心して生活ができますね。
相手を思う魔法の言葉(感謝やお礼・相手を思う気持ちなど)をできるだけ多く口にしましょうね。

藤田

 

 

 

 

 

 

 

 

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