今日の心がけ~職員のスピーチ~

食生活環境を見直す

2024.02.08

食事は生命の維持や、健康で幸福な生活を過ごすために欠かせないものです。

厚生労働省では、適正体重を維持するための栄養状態、栄養素(食物)摂取レベルの課題を解決し、目標を達成していくためには、国民一人ひとりが食行動を変容することが必要、と呼びかけています。
その一つに、「一日最低一食、きちんとした食事を、家族等二人以上で楽しく、30分以上かけて摂る」ことを推奨しています。

家族や友人・知人など、大切な人とコミュニケーションを取りながら食事をすることを、日々の楽しみにしている人はいるでしょう。
しかしながら、現代社会では、独りで食事を摂ることが多くなりがちです。
そのような時は、昼食を職場の同僚と一緒に食べる、サークルの仲間と夕食を共にするなど、意識して食のスタイルを変えてみましょう。

足を運び、顔を合わせ、言葉を交わし、心をつなぐ、など、ひと手間をかけることが、自分だけでなく、相手と楽しく食事をする秘訣かも知れません。

今日の心がけ◆意識してひと手間加えましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

グルメ…とまでは言いませんが、美味しい物を食べることは大好きです。
お陰で、極めて栄養過多の体質になってしまい、食事“制限”こそが私の生命の維持になってきているようです。

ある新聞記事に、身体に栄養を与えるための食事ではなく、心に栄養を与えるよう食を意識することで、副交感神経を優位にさせ、消化機能をより良く働かせて、心身ともに健康を高めることができると書かれていました。

子供の頃、夕食は必ず家族揃って会話をしながら時間を掛けて食事すること、これが当たり前で、健康であることが普通でした。
これが、テレビを見ながら食事するようになって会話が減り、今ではスマホを食卓に置くことが当たり前の時代になってきているのかもしれません。

仕事や学校で少なからずストレスを抱えている人は多いのではないでしょうか。
何かに集中し続けることで疲労した頭を休ませるため、一人でリラックスしながら休憩したいという本音もありますが、これからの自分の健康を考えると、食事は制限しても、人とのコミュニケーションや笑いの場は増やしていきたいと感じました。

教務係・中村 周

そうですね。
食事は身体の栄養だけでなく、それ以上に心の栄養となりますね。
最近はそのような意味からすると、身体の栄養も心の栄養もとれていない人が増えたような気がします。

団らんで食事をする動物は人間だけだと言われます。
このために人類は現在のように繁栄してきたとも言われています。
そして先進国と言われる国の人々は飽食の時代と言われるほどの食べ物に恵まれています。

その一方で、自らがこのことを認識しないままに身体や心の栄養を放棄しているのが現代の食事風景です。
先日も5歳くらいの子供を連れた親子、席に着くなり3人ともスマホやゲーム機を取り出したのです。
食事中も目は料理ではなくスマホやゲーム機で、もちろん親子と夫婦の会話も全くありません。

“Company”は「Com 共にする」と「Panis パン(食事)」からで、友達や会社と訳されています。
「同じ釜の飯を食う」も親しい仲間の意味ですね。
食べ物を分け合って食べるのは人間だけと述べましたが、まさにこの言葉のとおりです。

料理をしないでも食べることができる、料理の材料を知らないままに口にする、このような食事は食事とは言えないですね。
野生の動物とペットとして飼育されている動物の食事を比べると分りますね。
近年、アウトドアでのたき火や炭火を使った「キャンプ料理」がブームとなっているのも、このことへの抵抗かもしれませんね。

みんなで薪を集め、火をおこし、それぞれが分担して料理を作り、談笑の中で食事をすることを求めているのでしょう。
ここでは日常的な話題も楽しさの中で笑いを招き、幸せが心に満ちてくるのを感じます。
食べ物に感謝し、周囲の人に感謝しながら食べる、心も身体も健康にするための食事を続けていきたいものですね。

藤田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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