今日の心がけ~職員のスピーチ~

喜んで働く

2024.01.19

 勤続二十年が過ぎ、職場内の様々な仕事に精通するIさんは、中堅クラス特有のマンネリを感じていました。
次の目標が見いだせずにいたのです。

 かつての先輩にIさんが心中を語ると、人の働き方には様々な段階があることを教えてくれました。
第一段階は我慢で、仕方なく働く状態です。
第二段階は怠慢で、要領よく働く状態です。
第三段階の不満は、慣れのため適度に働く状態です。
第四段階の打算は、収入を得るためだけの消極的な働きです。
第五段階の勤労は、努めて真面目に積極的に張り切って働く状態、
というものでした。

 先輩は「君はこの第五段階で留まっているのではないか」と言い、「働きそのものが喜び」(喜働)という最上の段階があることを教えてくれたのです。
 仕事の技術は習熟しても、そのような心境に至っていなかったことを知ったIさん。
この日から新たな目標を得て自身の働き方を見直そうと決意しました。
 仕事が楽しく、時が経つのも忘れるくらいの「喜働」を目指したいものです。

今日の心がけ◆最上の仕事を目指しましよう
       (『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 学生に喜んでもらう、仲間に喜んでもらう、家族に喜んでもらう、地域の方々に喜んでもらう、そんな心で一生懸命に働いた時に自分自身の心に宿る「喜び」の心が、どんな辛い時でも大変な時にでも「喜んで受け入れる」原動力となり、それがさらに周りの人に”喜ばれる働き”へと繋がるのだと思います。
 この連鎖が巡り廻って、自分自身の幸せとして返ってくるのだと思います。

 「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、楽しそうにしていると、楽しそうな人が集まってきます。
楽しそうでなかった人も、なんだか自然に楽しそうになってきます。
 
 困難に直面している時こそ喜んで仕事をすることが大切であると思います。
今後も懸命に仕事に取り組んでいきたいです。

実習指導係 林

 

そうですね。
働くは「傍(ハタ)」の人を「楽(らく)」にすると言われますね。
傍にいる人を楽にすることで楽しくさせることにもなりますね。
自分が働くことを楽しまなくて、人を楽しませることはできないでしょう。

働くことには人によってそれぞれ目的があります。
そのため、このコラムにもあるように働き方にもいろいろな段階ができます。
働きをよく耳にする「マズローの欲求段階説」で見ることもできますね。

第一段階は「生理的欲求」で、最低限生きるために働く。
第二段階は「安全の欲求」で、生きることをより安全・確実にするために働く。
第三段階は「社会的欲求」で、家族や近隣と共同して生きることを安定化させるために働く。
第四段階は「承認の欲求」で、共同体の中で他人の役に立つことにより、結果的に認められるために働く。
第五段階は「自己実現の欲求」で、自身の成長や人としてやるべきこととして働く。

以上の5つの段階はそれぞれ重なった状態となっていますので、その割合で働き方も異なってきます。
これはその人のいる環境や事情などによって、どの欲求段階の部分が強いかが異なります。
「人は制服通りの人間になる」といるナポレオンの言葉どおり、その環境に置かれれば人はその働き方をするのです。

全てに言えることですが、働くときも同様に「未来」を見据えた「今」を大切にすることが重要です。
常に次のステップ(バトン渡し)を考え、流れがスムーズになるような働き方が求められます。
未来ある子どもの保育教育にあたる保育者にとって、このような考え方は働く上で重要だと考えられますね。

藤田

 

 

 

 

 

 

 

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