今日の心がけ~職員のスピーチ~

母の一言に勇気を得て

2024.01.18

 職場における人間関係は、上司や同僚、部下との相性を含めて、仕事の成果に大きな影響を及ぼすようです。
 U子さんには、どうしても苦手なパートナーがいました。
仕事を進める際、常に意見がかみ合わず、とてもやりにくく感じていたのです。

 ある時期には、なるべく接触しないよう、避けていたこともありましたが、どうしても仕事が進まなくなるために、一人で悩む日が増えていきました。
 久しぶりに故郷に帰った夕暮れ時のことです。
浮かない表情で台所に立つU子さんの心中を察したかのように、母親が突然切り出しました。

「世の中にはね、色々なタイプの人がいるのよ。こっちから働きかけなくちゃ何も変わらないよね」
 <何も打ち明けていないのに>と、驚いたU子さんは、この母の一言で一念発起し、先ず先手の挨拶から始め、相手の言い分に耳を傾ける努力を続けました。
 今では仕事に欠かせない最高のパートナーであり、友となりました。

良好な人間関係を築くには、待ちの姿勢ではなく、自ら一歩を踏み出したいものです。

今日の心がけ:円満な人間関係を築きましょう

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 どなたにも好き嫌いがあります。
一緒に暮らしていても言葉の行き違いで口もきかなくなった等という話はよく聞きます。
自分と異なる価値観、話し方笑い方、そして自分自身の感情の浮沈で好悪は容易く別れてしまうそうです。

長じると敵意を持ってしまったり、拗れた結果の末の戦さは避けたいところです。
 他人は異文化、他者は異次元といったことを理解していれば、軋轢はそれほど起きないのかと思いますが,しかし、それを悟るまでにやはり時間がかかるようです。
 組織においては、さまざまな感情は脇に置き、仕事を円滑に進めることが必要になります。

本学ならば資格を取って就職先を決めさせ、保育者として送り出すという目標がありますので、これに向けて各々が力を合わせています。
 さて、「今日の心がけ」のように円満な人間関係が築ければ、小さいところの諍いから大きなところの争いが減り、世界的に穏やかな人々が増えていくでしょう。
そういう世界はいつ頃現れるでしょうか。

 以上

進路支援担当 奥貫

そうですね。
現代ではダイバーシティーやインクルーシブという言葉をよく耳にします。
多様性を認め合う、互いを認め合い包み込むという意味です。

人やモノなど同じものはありませんし、全てが自分の好みに合うものでもありません。
意見や考えが異なるからこそ、新しいものや考えが生まれるのです。
ステンレスのような合金が鉄など単一の金属より強いものとなることと同じです。

また、モノを見る場合、一方から見るだけでなくいろいろな方向から見ることが必要です。
例えば、三角錐を上から下から見た時と横から見た時では違った形が見えます。
人も思い込みで見ないで、視点を違えて観察すると違った人間が見えてきます。

人もモノも同じで、異種と交わることにより,強さが生れます。
意見や考え方の異なる人とは意見交換をしてお互いの理解が深まり、より良い意見となります。
スポーツでも同じようにそれぞれのポジションに異なった特徴を持った人が配置され、強いチームとなります。

相手を変えることはできなくても自分の行動を変えることはできます。
返報性の原理と言われるとおり、こちらが変われば相手もそのうち変わるかもしれません。
諦めないで良い人間関係を保てるようにしていきましょうね。

藤田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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