今日の心がけ~職員のスピーチ~

もしもの時のAED

2024.01.15

日本では、心臓の突然の疾患で年間約7万人が命を落としています。
これを減らすためのアイデアを競う大会が開かれました。

たとえば、目の前に倒れた女性がいた時、心臓マッサージやAEDの処置をします。
その女性の体にAEDのパットを貼ろうとした時、相手の衣服をどうしたらよいのでしょうか。

四人の高校生が目をつけたのは、女性にAEDを使用する際の、そうしたデリケートな問題でした。
そこで考えたのは、「まもるまる」という、相手の肌を見ずにAEDが使える救命シートです。
シートの上からでも心臓の位置や、AEDのパットの位置が確認できます。
掛けたシートの横から必要な手順を踏むことで、救助される女性のプライバシーを守るだけではなく、助ける側の心意的負担をも軽減するのです。

このような視点で見ると、様々な分野においても改善改革や新製品開発の糸口があるのではないでしょうか。

今日の心がけ◆視点を変えて改善を図りましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

AEDの操作というものは、普段生活していて、あまり体験できるものではありません。
救命救急の講習やメディアを通して見る機会がある程度です。
もっとも職種によっては、そのようなシーンに頻繁に出会う方もいるでしょう。

年が明けて早々、能登地方での大地震や羽田空港での大事故がありましたが、実は身近なことで、すぐに救命救急に関わらなければならない立場になるのかもしれません。

この「職場の教養」に書かれているとおり、AEDを操作する際、電気ショックを与えるため、電極パッドを胸にどうやって貼り付けるのだろうと思い浮かべます。
衣服を脱がせて通電させる必要があるのかなど、救急でありながら咄嗟の事で迷いが生じると思います。
ここには女性のプライバシーのことが紹介されていますが、多様性の時代、男女問わず考えなければならないでしょう。

仕事をしていて、ふと、たわいのないことで疑問を感じることがあります。
大抵は、忙しさに押されて流してしまいます。
例えば、昭和の“根性論”であれば、何か違和感や不満を感じたとしても、ただ気持ちが弱いだけだと片付けてしまうでしょう。
それを敢えて冷静に考えることで、ひらめきにつなげられるかもしれません。
AEDが救命救急だけの道具ではなく、プライバシーにも配慮する新製品を開発できるなら、18歳人口の減少で教育業界が大変だと思う中、少しでも気になることが発想の転換で切り抜ける突破口になるかもしれません。

教務係・中村 周

そうですね。
いろいろと考えなければなりませんね。
しかし、これもTPOにもよると思いますね。

命がかかっている時にいろいろなことを考えて何もできなかったら考えると怖いですね。
何事もホドホドが良いのであって、キリキリでは柔軟性を失い壊れてしまいます。
特に境界線がはっきりしていない物事についてはなおさらです。

先日聞いた話ですが、新入社員を上司が席に呼んで指示をしようと思ったところ、メモの筆記用具も持たないで来たのです。
「呼ばれたらメモと筆記用具は持ってくるもんだ」と以前は言えたものが、最近ではハラスメントなるから上司からは注意できない。
そのため外部講師を招いてそのような話をしてもらわなければならくなっているとの話でした。

最近特にいろいろな場所で似たような話を耳にします。
何でも行き過ぎはお互いがお互いの首を絞めるようなことになるのですがね。
お互いが自分にとっての心地よさを求めるあまりに、このようなことが起きるのでしょうか?

「一張一弛(いっちょういっし)」 人に対して時には厳しく接したり、やさしく接したりすることを意味します。
「緩急剛柔(かんきゅうごうじゅう)」も同じ意味ですが、草花も冬の寒さがあっての春の花と言われます。
いつも緩めたままや張ったままでは弓も役立たずの状態になるように、人も同じだと思うのですがどうでしょう。

人も自然の一部ですから、機器を発明や改良することも大切ですが、人間らしさを見失わないようにしたいですね。

藤田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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