今日の心がけ～職員のスピーチ～

見事な挨拶

Ａさんはこれまでの人生の中で、「ここまで見事な挨拶は見たことがない」と感動したことがあります。
ある日、仕事が終わった後、夜遅くなっていたこともあり、職場の先輩の家に泊めてもらうこととなりました。

翌日、先輩は、早朝から神棚や仏壇に手を合わせ、その後、朝食を作る妻に明るい声で、「おはようございます。今日もよろしくお願いします」と挨拶しました。
続いて、息子にも名前を呼んで挨拶したのです。
Ａさんが先輩にそのわけを尋ねてみると、「妻には苦労ばかりかけてきた。こうして幸せに暮らせるのは、いつも明るい妻や子供たちのお陰だから」と言いました。
家族への感謝が、挨拶の形となって表われていることを教えてくれたのです。

先輩は職場でも、部下たちへ自ら歩み寄り、「Ｂ君おはよう。子供の風邪は治ったかい」「Ｃさん、息子さんは元気かな」と一言加えて挨拶をしています。
相手を気遣い、心のこもった挨拶をする先輩は、部下からも信頼されています。

今日の心がけ◆心を込めて挨拶をしましょう

この話を読んで、まさに学長先生がいつも挨拶をしてくださる時と同じだなと思いました。
「今日は顔色がいいね」など、いつも気にかけて声がけをしてくださるなと感じます。

昨日の感謝の集いでは、一年を振り返りながら感謝する日になりました。
今年は、試行錯誤して広報活動を行いましたが結果が思うようにいかず、大変厳しい一年でした。

しかし、オープンキャンパスのイベントやガイダンス等の訪問では、教職員はもちろん本学の学生たちにいつも助けられご協力いただいたなと改めて感じました。
色々な方にアドバイスをいただきながら、今年一年の活動ができたと思います。
来年度はより良い広報活動ができるよう、今年の反省を活かして学生や高校生、地域の方々に信頼されるような大学にいきたいと思いました。

荒井文菜

そのとおりです。
「おはようございます」などの挨拶言葉のように短くて相手の気持ちを惹きつける他の言葉は「ありがとう」くらいでしょうか。
それほど挨拶の一言にはいろいろな意味が含まれています。

この挨拶言葉にはお互い気遣うことから感謝の気持ちまでを一言で表す魔法の言葉と言えます。
この挨拶には必ずと言ってよいほど、相手からの挨拶も引き出します。
その結果、お互いがお互いを思いやる感謝の心が湧き出してきます。

この魔法の言葉に一言プラスされれば人はさらに幸せに包まれます。
学生には「あ・相手の眼を見て」「い・いつでも笑顔で」「さ・先に自分から」　「つ・ついで一言」と話しています。
この挨拶はコミュニケーションの扉と考えて、挨拶で扉を開かないままで相手との会話は始まらないとも話しています。

感謝や思いやりの気持ちがありさえすれば、挨拶はアタリマエにすることができます。
残念ながら、近頃、この挨拶もなく会話に飛びだす傾向が多くみられるようになりました。
それでも相手や周囲への感謝や思いやりの気持ちまでも失われないことを祈っています。

藤田