今日の心がけ~職員のスピーチ~

足元を固める

2023.12.12

 目の前に「大きな木」と「小さな木」があるとします。
見えない地下にある根は、どういう状態だと思いますか?

 根が地中深く、広く張っている木の幹は太く、枝葉を大きく伸ばします。
 木の大小は根の深浅に比例するのです。

 大きな働きをなしている人や、職場の共通点に「見えない部分を大切にすること」があるでしょう。

 「お客様がいるときはしっかりしよう」「ユーザーが目にする部分は丁寧に」というような表面を取り繕うだけの仕事は、一時的に成果を上げているように見えます。
しかし、少しの綻びから、瓦解する危険性が高いものです。
 それに対して、根が深い大樹は強風が吹いても倒れることがないように、見えない部分を大切にする仕事は永続的な繁栄の基になるのです。

 時には「自社の、我が部門の根にあたる仕事は何か」を確認して、地下の根に当たる部分を拡充しつつ、大きな仕事を成し遂げていきたいものです。

今日の心がけ:見えない仕事も大切にしましょう

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 心がけと本文にあった「見えない仕事」と「根」について本学では何だろうと考えました。

 先ず「見えない仕事」では、気働き・気づき・心配り・手助け、といった縁の下の力持ち的なことであろうと考えました。
これらの言葉の上に「自発的な」を付けるとどうなるでしょう。

おそらく周りは‟気持ちよく”なるでしょう。
仕事の活性化や効率が上がるに違いありません。
 次に「根」に当たるのは、学生の育成そして保育者として送り出すことと考えました。
ボランティアを行っている学生が増え、様々な気づきを得ているようです。

やってみようとする好奇心や、やってあげたいという奉仕の心は、自ずと「見えない部分」を行っていると思います。
 対ヒトの、それも幼い人々に対する保育者は、見えない部分に気づき、より大きな視野で物事を見ることが必要になるでしょう。
学生は若いうちにいろいろな苦労をし、少しずつ足元を強くしていければいいと思います。

 以上

進路支援担当 奥貫

そうですね。
「木の長きを求むる者は必ず其の根本を固くす」と言われますね。
物事には基礎・基盤が重要だということです。

多くの人は木々や草花の葉の色づきや花の美しさに目を奪われます。
幹や茎に目をやる人は少ないでしょう。
ましてや根に目をやる人はごく一部の限られた人だけでしょう。

物事はすべて華やかに現われ出でた最終(クライマックス)に目を奪われて当然です。
しかし、それを育て上げた人の眼には枝や幹、茎そして根にまで目が届くでしょう。
土にしっかりと根付いているか、しっかりした茎や幹であるかを確かめるでしょうね。

本学の「気品・知性・奉仕」はまさにこのことを述べているのかもしれません。
花や葉の部分は「奉仕」で外からでも誰にも良く見えることです。
「知性」や「気品」は花や葉の美しさを支える幹や根の部分で、見る人にだけは見える部分でしょうね。

例え、はっきりとは見えなくてもその何気ない立ち居振る舞い、言葉遣い、さりげない心遣いに表れています。
本学が信頼される保育者と成長して欲しい学生に求めるのはこの部分です。
保育・教育活動への知識・技術もこの根の部分、豊かな人間性に裏付けられていなければなりませんからね。

藤田

 

 

 

 

 

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