今日の心がけ~職員のスピーチ~

「式」をとる

2021.03.25

道具や機器の使い始めと終わりに、心の中で礼を尽くすと共に、その物への謝意を表わす習慣をつくってみましょう。

使い始めは〈使います。お願いします。お世話になります〉、終わりは〈おかげで用が済みました。ありがとうございます。助かりました〉といった具合です。
すると、機械や道具が自分の手足のごとく機能してくれます。
仕上がりの効率も良くなり、ケガを防ぐことにもつながります。

こうした一定の作法は、生活のあらゆる場面でも応用ができます。
食前食後の挨拶の習慣や職場での朝礼・終礼に代表されるように、事の始めと終わりに、区切りをつける「式」を意識して行なってみましょう。

例えば、営業先で商品の説明を行なう際、その場に対して一礼し、終了時にも、忘れずに感謝の一礼を行ないます。
物を大切に扱う習慣が、良い物作りに結びつくことと同様に、「事」や「場」に対しても一定の礼式をとることで、より良い環境が切り開かれるでしょう。

今日の心がけ◆区切りを大切にしましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

私の親の世代は、戦争の時代を経験していることもあり、物を特に大切にします。
例えば、鉛筆や消しゴムは小さくなるまで使い切り、最後はお礼を言って処分します。
花瓶に生けた花は何度も水揚げし、萎れて廃棄する際は、お別れの挨拶をします。
それを見ていて、優しさと感謝の気持ちに触れて、とても良い気持ちになれます。

先日、卒業式がありました。そして来月は、入ってすぐに入学式を控えています。
これは大きな区切りで、礼式の場でもあり、仕事への目的を強く意識できる機会でもあります。

私たちの仕事の対象は学生の教育です。
そのためのツールは、人であり、物であり、機器でもあります。
決してぞんざいに扱うことなく、礼を尽くす気持ちを忘れなければ、日頃のメンテナンスを欠かすこともないでしょう。

謝意は人に対してのみならず、物や場面、区切りに対して表すことで、仕事への姿勢を新たにすることができます。

係長(進路支援担当) 中村 周

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