今日の心がけ~職員のスピーチ~
春の海
2021.03.25
春の海 ひねもすのたり のたりかな
これは、江戸時代中期の俳人・画家の与謝蕪村の俳句です。
俳句では「季語」という、その句がいつの季節であるかを示す語を入れることになっています。
この俳句では「春の海」が季語になります。
この言葉だけで、何ともうららかで穏やかな、日の光をキラキラと反射している海が目に浮かびます。
「ひねもすのたりのたりかな」の「ひねもす」は「終日」「一日中」、「のたりのたり」は、海面がゆるやかにうねっている様を表しています。
この句からは、全体として、春の海の、眠気を催すほどゆったりとした、のどかな様子が伝わってきます。
そして、それを眺めている作者の恍惚とした姿も映し出されてきます。
忙しい日々を過ごしている中でも、時には立ち止まって、空を見上げたり、辺りの草花を眺めたりしたいものです。
朗らかで、喜びに満ち満ちた春の息吹を、しみじみと感じてみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ◆春の息吹を味わいましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
日本の特に春夏秋冬の四季を感じることができて素晴らしいそうです。
寒さから暖かさに変わろうとする春は卒業などの別れから入学などの出会いを感じ様々な人との思い出を思い出します。
あと数日で新年度を迎えます。
4月からが楽しみです。
事務局係長 田中淳一