今日の心がけ~職員のスピーチ~

夏の花火大会

2023.05.25

 夏の風物詩の一つに花火大会があります。
お盆の時期である七月から八月にかけて、日本各地で開催されています。
 東京の隅田川花火大会の起原は、享保十八(一七三二)年に遡ります。
当時、飢饉が続き、コレラが大流行して多数の死者が出ました。
 江戸幕府の第八将軍・徳川吉宗は、亡き人々の霊を慰めるため、花火の打ち上げを許可したのです。
 以来、日本の花火は、この世を去った人々の魂を供養する意味合いを持つようになりました。
 また、花火が打ち上がる瞬間、「玉屋」「鍵屋」と声が上がることがあります。
これは両国川開き花火大会で活躍した、江戸時代の花火師の屋号が語源といわれています。
 日本の花火大会は、三百年近い伝統を誇ります。
その美しさや音の迫力を満喫すると共に、故人を偲ぶ一夜にしたいものです。

今日の心がけ◆日本文化の由来を知りましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 夏の夜の打ち上げ花火は、とても美しいです。大きい光や小さい光、様々な色が組み合わさって日本の花火は繊細なもので花火を見ると何とも言えない気持ちになります。
コロナも落ち着き始め、今年は全国で花火大会が開催されるのではないかなと期待しています。 

 花火について調べてみますと、ルーツは紀元前の中国にあるといわれています。
秦の始皇帝の時代に通信手段として狼煙が使われ、火薬技術の発達と共に花火が誕生したそうです。
日本に観賞用の花火が伝わったのは江戸時代で、将軍家や大名の間で流行し、やがて江戸庶民にも広がったといいます。

 慰霊や平和への願いなど花火には、人々の様々な思いが込められていること、先人たちの想いが現代まで受け継がれていることに感動しました。
これからは、花火大会に楽しむだけに行くのではなく、先祖への想いを深める場や自分なりの願いを込める場としようと思いました。

 風物詩と言われるような行事には、必ず始まったキッカケがあります。
自分の住んでいる街の風物詩の由来を知ることは、街の歴史に触れる事でもあります。
住んでる街の歴史を知ると、自分の街がもっと好きになるのではないかなと思いました。

実習指導係 林


そうですね。
火は人を集め、結束力を高めます。
火を自由に扱えるようになった動物だからこそ、人類は繁栄してきたのだと思います。

場所や時代や民族を越えて火は人々に不思議な力を授けてきました。
その宗教を見ても火をあがめない宗教はありません。
昼は太陽を夜は星空のもとでの焚火やかがり火に不思議な力を感じたに違いありません。

花火はその火を天に向けて放ち、地上に幸福をもたらすことを意味したのかもしれません。
夜の太陽を作り出すことを意図したのかもしれません。
いずれにせよ、世界中の祭りの夜空に欠かせないものとなっています。

大きな花火も良いのですが、小さな線香花火をじっくりと眺めているのも良いものです。
いずれにせよ、人生をその中に見ることができますからね。
今は冬の雪景色に花火をあげるところも増えてきました。

藤田

 

 

 

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