今日の心がけ～職員のスピーチ～

好きこそものの成功なれ

Iさんは学生時代から本が大好きです。
様々な好条件の就職先はあったものの、学生時代からの本好きが高じて、地元の書店に勤めました。
しかし、売り上げは芳しくなく、いつ店を閉めてもおかしくない状況でした。
Iさんは、〈読書の魅力を少しでも多くの人にわかってほしい〉という一心で、店の経営に直接関係はないと思いながらも、自分が読んだ本の書評を誰にでもわかりやすく書き続けました。
ある日、インターネットを通じて書評を読んだ友人から、連絡がありました。
友人の性格や趣向を思いながら、Iさんは、本を選んで送りました。
その後、友人からの口コミが広がり、多くのお客様から注文が入るようになったのです。

◆今日の心がけ◆仕事に情熱を傾けましょう
（『職場の教養』：一般社団法人倫理研究所より）

このお話のように、趣味で行っていたことや好きなことを、仕事にできている人ばかりではないと思います。

好きなことを仕事にできた人は、好きで行っていたことなので、とても詳しかったり上手にこなせたりすると思います。

ですが、趣味で行っていたのとは違い、仕事として利益や業績などを考えなくてはいけなくなると、好きなことだけをやっていられるわけではないので、こんなの違う…と、思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
逆に、特に好きだったこととかではなく、業種など就職先としての条件でその仕事に就いた人でも、長年携わってる中で、技術を修得したり、やりがいや興味が沸いてくる人もいると思います。
どちらにしても、自分の仕事や任されている業務に、責任感を持っていれば、改善や更に良くなるようになど、日々考えながら向き合っていると思います。
そして、その日々行っていることや、改善や提案したことなどが、自己満足ではなく、誰かに認めてもらえると、その後のやる気に繋がり、それが仕事に対する情熱になっていくのではないかと思います。

私自身、日々、大きなミスや面倒なことが起きないように、何となく過ごしている気がしますが、熱を注ぐものはないかと考えながら、改めて仕事を見直してみようと思いました。
そして、その仕事で挫折しそうな時に自分を支えたり、気持ちを切り換えることができるように、情熱を注げる趣味も持っていたいと思います。

庶務係　大澤